Twenty-seven ページ29
今日は魔法薬学の最初の授業がある。
私が密かに1番楽しみにしていた授業だ。
理由の１つはスネイプ教授の授業を受けてみたかったから。
そしてもう１つはハリーには悪いが、ハリーいびりを生で見てみたかったからだ。
地下牢教室に着くと、既にちらほらと生徒が席についていたが、綺麗にスリザリンとグリフィンドールに分かれていた。
私が席に着くと暫くして教授が現れ、授業が始まった。
授業の最初のスネイプ教授の演説は熱を帯びていて、どれだけ教授が魔法薬学に熱中しているかが伺えた。
そして、ハリーいびりが始まった。
スネ「ポッター！アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか？」
ハリーは全くわからないという顔でわかりませんと答えた。
スネイプ教授は口元でせせら笑って続けた。
スネ「もう１つ聞こう。ベゾアール石を見つけてこいと言われたらどこを探すかね？」
ハリーはベゾアール石さえ何かわかっていないようだった。
スネ「ポッター、モンクスフードとウルフスベーンの違いはなんだね？」
知っている者の方が少ないと思うが、教授のいびりはまだ続いた。
ハリー「わかりません。ハーマイオニーがわかっていると思いますから、彼女に質問してみたらどうでしょう。」
そうハリーが言うと、教授は不快そうにハーマイオニーに座るようにとピシャリと言った。
毎回こんな感じで授業が進むのだろうか。一度見れば充分だった。
私がこれからの授業の事を考え溜息をつくと、ちょうどスネイプ教授と目が合ってしまった。
スネ「おや、退屈そうだなミス・A。当然先程の答えも分かっているようだ。答えてもらおうか？」
教授はニヤリとして言った。目をつけられると目立ってしまうのでわざわざ後ろの方に座ったのに、意味は無かったらしい。
私は小さく溜息をついて立ち上がった。
A「アスフォデルとニガヨモギを合わせると『眠り薬』となり、別名『生ける屍の水薬』と言われています。ベゾアール石は山羊の胃から取り出す石で、大抵の薬の解毒剤となります。モンクスフードとウルフスベーンは同じ物で、別名アコナイト、いわゆるとりかぶとの事です。」
そう言って座ると教授は少し満足そうだった。
スネ「その通り。スリザリンに5点。ところで諸君、なぜ今のを全部ノートに書きとらんのだ？」
周りが一斉に羽ペンと羊皮紙を取り出すのを横目で見ながら教授は付け足した。
スネ「ポッター、君の無礼な態度で1点減点。」
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アル(プロフ) - 更新は自分のペースでしてください。続きを楽しみに待っております！ (2021年9月8日 9時) (
レス) id: 9d6aaa69fb (このIDを非表示/違反報告)
アディル(プロフ) - お久しぶりです！更新遅くなってすみません、、、。ゆっくりと更新続けていきますので、お暇な方は読んでみてください！ (2021年6月4日 20時) (レス) id: f254f8e9d9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 早く、続きを、読みたい 。 (2020年12月1日 17時) (レス) id: f9666272d1 (このIDを非表示/違反報告)
くま - とても面白い作品です。これからも更新楽しみにしております。 (2020年7月4日 23時) (レス) id: c1f2e4e83a (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年7月4日 17時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アディル | 作成日時：2020年3月18日 23時
