[仮面ライダー鎧武]あの日交わした約束

第16話~明かされし真実~ ページ19

Aside

何でこの森？

そしたら急に戒斗がバイクを止めた


私を降ろすために戒斗が差し出した手を、私は今度は無視しなかった

無視しても転ぶだけだし


貴)ありがと

戒)行くぞ


有無を言わず戒斗の後ろをついていった



貴)なにあれ…


目の前には大きな裂け目があった

そこには黒い奴らがいっぱいいた


戒)葛葉、走れ

貴)え？


戒)変身


貴)えっ、えっ？

戒)いいから突っ走れ!!!


言われるがままあの裂け目の先へ走った

戒斗のまわりに黒い奴らが集まっていく


戒)もっと早く走れないのか！


ムキー！

だってスポーツは平均くらいしかできないもん！

なんて言う暇は無く、裂け目の先までたどり着いた


貴)なにここ…



少し進んでいくと、一つのドアがあった


ドアは少し隙間が開いているくらいで何も見えない


意を決してドアを開こうとしたその時ー


貴)むぐっ！


誰かに口を手で塞がれた


だ、誰？


恐る恐る後ろに視点を動かした


貴)ぷはっ！戒斗!?

戒)小)しっ！黙れ！

貴)小)驚かせないでよ、心臓に悪いよ

戒)小)…悪かった


あ、謝るんだ


？)なに？侵入者だと？分かった、すぐいく


やばっ！


戒)小)隠れろ！


私達は壁と壁の間に隠れた


バタン



ドクン…ドクン…


怖いな…こういうの…



コツン、コツン、コツン…



行った？




戒)行くぞ


キィー



中は広くて、全体が白く塗られている


その空間の中PCが一つ置かれていた



戒斗がそのPCを開く


貴)いじっても平気なの？

戒)もう侵入してるんだから同じだろう


それもそっか


そのPCの画面には、いろんな日のデータのようなものが沢山あった


その中の一つに…


貴)これ！裕也さんがいなくなった日！


戒斗はその日のデータをクリックした









貴)え…？






私は言葉を失った









そ、んな…

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