第十話 ページ13
≪創真side≫
そこらの学校じゃ、絶対見ねー光景に急いでスマホを取り出し、迷わず親父に電話を掛ける。
＜あれ、言ってなかったっけ。そこは日本屈指の料理学校……卒業到達率１０％以下の――超絶エリート校だぜ＞
勝手にこんなんだと思ってましたー！ 俺が描いていた、老人教師と一緒に和やかな感じで和気藹々とお料理……つーイメージはあっさり崩れた。
てか、１０％って……どんな学校だよっ！？
＜まぁ頑張れよ、創真。その学校で≪〜〜〜〜〜〜！！≫＞
「あ……え？ 何？ よく聞こえねー」
英語？ それに１人じゃねー……。
「えらく騒がしいな。親父、今どこに……」
＜ニューヨークシティー、マンハッタンロイヤルホテル・ＶＩＰ専用レセプションホール。今そこでメシ作ってんだ＞
「！！？」
はい？ それって、めっちゃスゲーことなんじゃ……。
さらりと衝撃的なことを言われ、俺は軽く放心した。
＜――最初はインド、イタリア、スペインと仕事して、昨日アメリカに入ったんだ。しばらくは東海岸の都市で料理を出す予定になっている＞
「……は、話についていけねーんスけど」
＜まー……ちょいとな。昔の伝をたどっただけさ＞
初耳だらけの話に耳を傾けていたら、＜創真よ＞と親父が改まった感じで呼んできた。
＜その学園で生き残れないようじゃあ――俺を超えるなんて笑い話だな……！＞
「……！ やってやらあぁああぁ！」
ブルッと体中が震えた。
挑発のつもりか、親父……！ 逆に燃えてくるってもんだ！！
俺の叫び声に隣でフランがビクッと肩を震わせたのが見えた。
学園について大まかなことが分かった所で、通話を切ろうとしたが
＜フランがそこにいるだろ？＞
と、いきなりフランの名前が出てきたから、再度スマホに耳を付ける。
「ああ……親父、何で知ってんだ？」
＜フランのこと、大切にしてやれよ＞
「……何だよ、突然――」
＜焦らしても無駄だぜ。“好き”なんだろ？＞
「は？ ……はああぁ――ッ//////！！？？」
「ッ！？ 創真……！？」
目を丸くしているフランの声など、今の俺には聞こえなかった。
「何で知ってんだよ///！？」
＜プッ……！ 気付いてねーのか？ お前、ちょくちょくフランを目で追ってたぞっククッ……！＞
完璧無意識だったわ……てか、何か楽しんでねーかっ親父……！！
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (11月30日 16時) (
レス) @page28 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
プリン(プロフ) - 遅くなってすみません(>_<) 白桜姫さん！ ありがとうございます！！ 更新再スタートさせようと思いますので、これからもよろしくお願いますッ(^^) (2019年1月6日 11時) (レス) id: 024f204e7f (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続きが見たい。お願いします(´･ω･`) (2018年12月16日 5時) (レス) id: a386c69c5e (このIDを非表示/違反報告)
プリン(プロフ) - ありがとうございますッ(≧▽≦)！！ ご期待に応えられるように頑張ります！！！ (2018年5月6日 8時) (レス) id: a29d263bfb (このIDを非表示/違反報告)
花 - お話の続きを楽しみにしてます(^○^) (2018年5月4日 22時) (レス) id: 85f6f855e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プリン x他1人 | 作成日時：2018年3月13日 6時
