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サラ「絶対M社に勤めてた方が良かったと思いますけど」
「え、そうですか？」
サラ「え？」
「Aさんはチキンの僕とM社の僕、どっちが好きですか？チキンですよね。チキン好きですもんね、僕とチキンが」
よくわからない。
まず、“彼のことを好き”が前提であること。
そして、勝手にチキンが好き”になってること。
『あー、えーっと…』
何て答えたらいいのか迷っていると“チキンですチキンです”とどこかから聞こえてきた声。
「誰だろ」
サラ「え！今の携帯の着信！？」
「あ、やば！今日だった！」
急に慌て出した彼。
「ちょっと僕、行かないといけないので！あ、これ！右からフライドチキン、フライドチキン、フライドチキン、フライドチキン、フライドチキン、フライドチキンです！」
サラ「全部フライドチキンですね」
『そうだね』
「新居についてはまた近々！では！」
近々どころかキムジョンインと新居について話し合うことは一生ないと思う。
来たときよりも大分身軽になった彼はサクッとタクシーを止めて消えて行った。
サラ「先輩、おめでとうございます」
『何が？』
サラ「結婚」
『しないからね』
サラ「もういいじゃん、しちゃえば」
『いつもに増して投げやりですね』
サラ「とんでもないイケメンチキンだった」
『はいはい、サランちゃんこれ半分担当ね』
サラ「私、チキンは蒸し鶏しか食べない派なんで」
『一昨日手羽先がっついてたの誰？』
サラ「私ですね」
『そうでしょうね』
サラ「えーやだやだー先輩、早く結婚して」
『何でよ(笑)』
サラ「イケメン！ただそれだけ！チキンさえ我慢すればいいだけ！」
『彼はチキンが全てだよね？』
サラ「大丈夫です」
『何が？』
サラ「毎日お肌ツヤツヤですよ？」
『まさか油で？』
サラ「ツヤツヤ〜」
『テカテカの間違いじゃない？』
サラ「いつも午後からテカテカだから朝からテカテカでも変わりませんよ」
『こら』
「あ、あのっ！Aさん！」
『え？』
まだいたのか、キムジュンミョン。
サラ「キムさん遅刻してますよ？」
現在の時刻は9時すぎ。
彼は何をしていたのだろうか。
「ど、ど、どうしてもお伝えしなければいけないことが、ありましてっ！」
何だろう。
来客でもあるのだろうか。
『本日どなたかキムさんに、、』
「Aさん！」
『はい』
「今日は晴れです！傘はいりませんよ！」
あ、そう。
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ミリョちゃん - 更新待ってます!!頑張ってください!! (2020年12月30日 23時) (
レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
mare(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！最初から読み直そうかなー。 (2019年11月9日 16時) (レス) id: 6618ff6432 (このIDを非表示/違反報告)
layla(プロフ) - 更新嬉しいです。やはりキャラの会話のやり取り、言葉のチョイスが面白いです！またの更新楽しみにしてます！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: 8cf5657dbc (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - かのかさん» かのか様 電車の中で読むのは危険ですよー(笑)私も書きながら笑っちゃう時あって(^_^;)だいぶ強烈になってますので気をつけて！(笑) (2017年8月11日 8時) (レス) id: fdba16dab2 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - ぴよさん» ぴよ様 わぁ！嬉しいです(^_^)前作よりかなり強烈なキムジュンミョンをお楽しみくださいね(笑) (2017年8月11日 8時) (レス) id: fdba16dab2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2016年10月8日 15時
