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色々と突っ込みたいところはあるがまず確認からしよう。
『あの、申し訳ございませんがこちらは、、、』
「チキンです」
ですよね。
入り口のホール中に漂うチキンの匂い。
何羽あるんだろうか。
１つの紙袋に箱が2個。
目の前に置かれた紙袋の数は6個。
ってことは？、、、12羽！？
『届け先をお間違えでは、、、』
「ないです。ここで、あってます」
あ、そう。
サラ「今すぐ取りに来させますが、どちらの部署のチキン野郎でしょうか」
こら。
『サランちゃん』
思ったけど。
私も全く同じこと思ったけどさ。
「僕です」
『「 は？ 」』
「僕が頼んだんですよ」
『「、、、はい？」』
『手土産にチキンて最近の流行なの？』
サラ「流行ってませんし一生流行らないと思います」
状況を把握しかねていると紙袋の間からガサッと音を立てて現れた花柄のランチバック。
『ひぃぃっ！』
反射的に受け取ると紙袋の隙間からこちらを覗いているまん丸の目。
「今日は野菜たっぷりのビビンバです」
今、この目の前に大量のチキンが置かれてる状況なんて全く気にもせず通常運転のドギョンス。
おったまげ。
「あ、あ、、、の、Aさ、さん、、、」
あれ、まだいたのかキムジュンミョン。
いや、とりあえず。
問題は目の前にある大量のチキン！
さっさと取り次いでその部署に丸投げしてしまおう。
『失礼ですがお名前を、、、』
１度来ているからわかってはいるけど一応確認のため。
「あー、キム ジョンインです」
彼の名前はキムジョンイン。
M社のスーパーエリート。
某有名大学を首席で卒業し、なんと会社からの誘いでM社に入社したエリート中のエリート。
どこか惹かれる独特の雰囲気を持つ彼はすれ違うわが社の女子社員を次々と虜にし、なかなか会えない彼に“彦星様”とあだ名がついている、らしい。
現れたよ、彦星様が。
チキン持って。
『本日はどちらの部署に、、、』
そういえば、本日の来客リストに彼の名前は無かったはず。
急用だろうか。チキン持って？
「あなたに会いに来ました」
『「 え？ 」』
誰？
「あなたに会いにきました、Aさん」
『私！？』
それはもう素敵な笑顔で私の名前を呼んだキムジョンイン。
サラ「わー爽やかイケメンーでもチキンー」
「僕、あなたに会ってチキン屋になろうって決めたんです。大好きなチキンと、Aさんと人生を歩んで行きたくて！」
私は遠慮するので勝手にチキンと歩んでってほしい。
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ミリョちゃん - 更新待ってます!!頑張ってください!! (2020年12月30日 23時) (
レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
mare(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！最初から読み直そうかなー。 (2019年11月9日 16時) (レス) id: 6618ff6432 (このIDを非表示/違反報告)
layla(プロフ) - 更新嬉しいです。やはりキャラの会話のやり取り、言葉のチョイスが面白いです！またの更新楽しみにしてます！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: 8cf5657dbc (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - かのかさん» かのか様 電車の中で読むのは危険ですよー(笑)私も書きながら笑っちゃう時あって(^_^;)だいぶ強烈になってますので気をつけて！(笑) (2017年8月11日 8時) (レス) id: fdba16dab2 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - ぴよさん» ぴよ様 わぁ！嬉しいです(^_^)前作よりかなり強烈なキムジュンミョンをお楽しみくださいね(笑) (2017年8月11日 8時) (レス) id: fdba16dab2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2016年10月8日 15時
