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サラ「先輩」
『何』
サラ「先輩ですね」
『違うよ』
サラ「すっごい見てますよ」
『気付いてないってことで』
サラ「無理ですから」
逸らしていた視線を向けるとバチっと合った視線。
一瞬パッと表情を明るくした彼は近づきすぎた距離を修正するべく斜めにへにゃりと座った体勢を維持したままずりずりと後退り。
そこで転んだかのように体勢を整えると散らばらせた書類を片手で手繰り寄せていい感じに再度散らばらせて、、、チラッ。
だから、何。
「あぁ…散らばっちゃった」
当たり前だ。今、あなたがわざわざ体勢を整えて書類を散らばらせたのだから。
「あぁ…」
チラッ。
サラ「先輩」
「あぁあ…！」
チラッ。
サラ「せんぱーい」
『どうかした？』
サラ「早いとこ片付けちゃってください」
『サランちゃん行ってくれない？』
サラ「目的は先輩ですから」
『えー』
サラ「さっきから先輩しか見てないですから。ほら、早く行って行って」
シッシッとカウンターから追い出され全く助ける必要のない彼の元へ。
はぁ…
『あー…大丈夫でっいぃ！』
サラ「え、先輩？」
とりあえず、と散らばった書類に手を出すとグシャっと書類ごと握られた手。
サラ「ショッカーみたいなの出ちゃってましたけど大丈夫ですか？」
全然大丈夫じゃない。
「ありがとうございます！僕転んじゃって」
握った手をそのままにお尻をズリズリと引き寄せて私の元へ。
至近距離で満面の笑み。
な、何。
サラ「あぁ！」
いきなり大声を出したサランちゃんを見上げるとカウンターの向こう側で先程パクチャニョルから貰った金ぴかの置物を振りかぶっている姿。
サラ「あーらよっと」
おー投げたー
「うわぁ！！」
彼目掛けて綺麗な放物線を描いて飛んできたパクチャニョルの金ぴか置物。
抱えるように受け止めて転がっていった彼。
さ、戻ろうか。
サラ「ご無事で」
『ありがとう』
「う、、う"おっ！！」
ドン！とカウンターに置物が置かれ、グシャッと書類が置かれ、ヒョコっと顔を出した。
サラ「あ、大丈夫ですかー？」
「え、えぇ、、、あっ！」
くるっと向こうを向くと腕に掛けていたイケてる女子が持ちそうなミニトートから手鏡を出して前髪を整えるとクルっとこちらを向いて満面の笑み。
怖い。
「お疲れ様です！サランちゃん、A、、ヌナ？」
サラ「ヌッ、、お、おー、つかれさまです、、」
『お疲れ様です、ビョン ベッキョンさん』
とりあえず、スルーで。
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ミリョちゃん - 更新待ってます!!頑張ってください!! (2020年12月30日 23時) (
レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
mare(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！最初から読み直そうかなー。 (2019年11月9日 16時) (レス) id: 6618ff6432 (このIDを非表示/違反報告)
layla(プロフ) - 更新嬉しいです。やはりキャラの会話のやり取り、言葉のチョイスが面白いです！またの更新楽しみにしてます！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: 8cf5657dbc (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - かのかさん» かのか様 電車の中で読むのは危険ですよー(笑)私も書きながら笑っちゃう時あって(^_^;)だいぶ強烈になってますので気をつけて！(笑) (2017年8月11日 8時) (レス) id: fdba16dab2 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - ぴよさん» ぴよ様 わぁ！嬉しいです(^_^)前作よりかなり強烈なキムジュンミョンをお楽しみくださいね(笑) (2017年8月11日 8時) (レス) id: fdba16dab2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2016年10月8日 15時
