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「でも良くないっすか？これ！全然何かわかんないけど金ぴかで何か凄そう！」
めまいがする。
「これ売ってくれたおじちゃんが俺の顔見て、ピーンと来た！これはお前さんのじゃ！って言ったんすよー！で、何か俺もピーンと来ちゃって！」
サラ「騙されたんじゃないんですか？」
私もそう思う。
「違うよー！全身真っ白の布で覆ってて何かいかにもって感じでさーこれで全ての願いが叶うと思うぞーって」
“叶う”んじゃなくて“叶うと思う”って何だろうか。
「あ、サランさんにもあるんだった！」
再びリュックを漁って出てきたのはお菓子。
箱を開けて1つをサランちゃんへ。
「はい、どうぞ！」
サラ「ありがとうございます」
何それ、美味しそう。
私もそっちがいい。
何気なく手を出すと「あぁ！」と目を輝かせた彼はお菓子の箱を閉まってずっしりと重たい金ぴかの置物を私の手の上に乗せてくれた。
「喜んでいただけて嬉しいです！」
全然嬉しくない。
『あの、パクチャニョルさん私もそっちが「わぁ！もう10時過ぎてる！！」』
来た時点で過ぎていたのだから当たり前だと思うが急に慌て出した彼。
「行かなきゃ！あ、またお土産買ってきますね！」
いらない。もう。絶対。
ぺったんこのリュックを抱えてバタバタと走り去った彼。
『、、、サランちゃん』
サラ「嫌です」
『まだ何も言ってないじゃん』
サラ「いりません」
『交換しよ？』
サラ「嫌ですよ」
何だよこれ。
でかいし眩しいし。
サラ「いいじゃないですか、それ」
『やだよ、何か取り憑かれそうじゃん』
サラ「ご利益ありますって」
『ないって』
サラ「ありますあります。ほらこの辺とか金ぴか」
『全部金ぴかだから』
サラ「わぁーほんとだー」
『あげようか？』
サラ「結構です」
『なんでよーご利益ありそうって言ったじゃん』
サラ「あるわけないじゃないですか」
『こらー』
サラ「本当に残念。イケメンなのにセンスゼロ」
『イケメンでセンス良かったら問題ないよね』
サラ「教育したらどうですか？例えば次のお土産はGの付く鞄がいいなーとか言えば」
『全面にGGGGGGGGGGってプリントされたバック買ってきそう』
サラ「そんなふざけたオチあります？」
『もしくはC』
サラ「あ、CHANEL？」
『違う。CHANYEOL』
サラ「そっちのC！？ロゴじゃなくて自分のイニシャル！」
『手書きね』
サラ「わーハンドメイドー」
『一点物』
サラ「あれ？何だろう。全然欲しくない。」
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ミリョちゃん - 更新待ってます!!頑張ってください!! (2020年12月30日 23時) (
レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
mare(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！最初から読み直そうかなー。 (2019年11月9日 16時) (レス) id: 6618ff6432 (このIDを非表示/違反報告)
layla(プロフ) - 更新嬉しいです。やはりキャラの会話のやり取り、言葉のチョイスが面白いです！またの更新楽しみにしてます！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: 8cf5657dbc (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - かのかさん» かのか様 電車の中で読むのは危険ですよー(笑)私も書きながら笑っちゃう時あって(^_^;)だいぶ強烈になってますので気をつけて！(笑) (2017年8月11日 8時) (レス) id: fdba16dab2 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - ぴよさん» ぴよ様 わぁ！嬉しいです(^_^)前作よりかなり強烈なキムジュンミョンをお楽しみくださいね(笑) (2017年8月11日 8時) (レス) id: fdba16dab2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2016年10月8日 15時
