花 - SEVENTEEN (ページ3)

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2 - 1 dino ページ3

DN side

ウジヒョンの隣に先生が座って俺のレコーディングの指導をする。

WZ「これどう思う？」

『物足りない、ディノさんならもっとできるのに』

WZ「だよな。ディノや！もう一回！」

具体的なアドバイスなしに撮り直し。
これ、何回やったんだろう。

永遠に進めないような気がした。

『一旦やめよ。』

DN「え？」

WZ「ディノ、休憩」

DN「俺、まだ歌えます！」

『いいから休憩』

ぽんっと肩に手を置かれた。
何をすればいいのかわからない。この人たちが何を求めているのかも。

どこにいればいいのかもわからなくなり、外に出た。

DN「何で雨降ってんだよ....」

タイミングがいいのか、悪いのか。
雨がザーザーと降っている。

せっかく化粧をした顔が濡れないように背中で雨を受け止める。

『はぁ、何してんの』

DN「先生....？」

背中に雨が当たらなくなったと思い顔を上げると先生が傘をさして立っていた。

少し怒った顔。

『お化粧直してあげるから、事務所戻ろ』

DN「今日はもう歌えれません....」

『事務所に戻るのも嫌？』

DN「......」

『じゃあ私の家行こっか』

こんなこと言われるなんて思わなくて驚いた。

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