花 - SEVENTEEN (ページ11)

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MH side

数回のレコーディングを終えた。
多分みんなそろそろ気づいている。

先生の魅力に。

心の中にまで入り込むあの匂い。
くせになる。

何度も何度もレコーディング室を行き来するメンバーが数人いる。もう知ってるよ。

出てきた後の嬉しそうな顔に、レコーディング室内の独特な匂い。

『ミンハオさん？』

いつのまにか先生が俺の目の前にいた。
考えていた人が目の前にいると少しびっくりする。

『最近のミンハオさん、すごくいい感じです！のにもいいですし、魅力を十分に出せてます。』

MH「先生.....ありがとうございます」

俺だって彼女の魅力に気づいている。
先生として、とても好きだ。

ただたまに、女性として先生を見てしまうことがある。

SG「先生っ、わかんないこと教えてください。」

『うん、待ってて。』

MH「頑張ってください。」

『ありがとうございます。』

頭を撫でられた。

この感情は多分、先生と生徒という独特の関係から生まれてくる感情だ。別に俺は先生のことを女性として見ていない。

ちょっと前の俺の言葉を撤回する。

ただの一時的なもの。
あとは時間を待つのみ。

スングァンと先生がレコーディング室に入るのを見送った。

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