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堂林side
▽次の日
堂「恋時くーん！」
恋「あ、堂林さん！来てくれてありがとうございます。」
堂「いえいえ、よし、入ろっ。」
.
恋「話したいことっていうのは、僕のことなんですけど。
ずっと隠していたことがあるんです。」
堂「お、おう...」
恋時くんが女ってことかな？
恋「僕、実は女なんです！」
堂「...。」
驚かなかった俺を見て恋時くんは不思議そうに俺の顔を覗き込んだ。
恋「知ってたんですね....。
いつからですか？」
堂「初めて会った時、恋時くんがAをおんぶしようとしてた時にTシャツの襟からチラッと見えた。」
恋「え！！！見たんですか///」
顔を真っ赤にして目をそらされた。女だって思うとこっちも照れるわ。
堂「なんで、男のフリするの？」
.
.
恋「僕、性同一性障害なんです。それで、学校で男子から虐められてて。女子からはカッコイイって言われてチヤホヤされてたんですけど。」
堂「...。」
恋「男子から虐めが酷すぎて、アザできまくって、一生消えないような傷も残されて。だから、病院に通い始めたんです。
そこで、美和先生に出会ったんです。僕のことを一番にわかってくれる先生でした。
出会って3ヶ月過ぎた頃、美和先生が転勤で広島に行くことになったんです。それで、僕も引っ越したんです。美和先生しかわかってもらえる人はいなかったんで。」
すっごい話だな。ドラマ見たい。
堂「今は大丈夫なの？泣きたい時とかあるでしょ。」
恋「そりゃ.....あ....ります....よ」
恋時くんの目から大粒の涙がこぼれた。
堂「俺の胸貸すよ。」
恋「うわぁぁぁぁぁん......」
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作者名：じゅんや | 作成日時：2016年6月24日 19時
