戦闘開始! ページ7
本日の任務は商談でした。
組織にとって大事な取引だったらしくて、なんと私とバーボンが行くことになった。
バーボンとはスコッチの件以来だったから、かなり気まずかったよ。
それでも任務はバッチリだったけどね!
取引先がバーボンの口車に乗せられて、どんどん財布の紐を緩めていく様は、正直、見ていて怖かった。
こんな相手と敵対してる黒の組織って……。
そしてそんな組織の幹部やってる私って……。
いやはや、味方ならかなり心強いけど敵だとなんとも恐ろしい。
さすが、赤井さんに"敵に回したくない男"と言われるわけだよ。
でもさぁ、バーボンくん?
あなた、かなり疲れてますよね?
貴「バーボン、ちゃんと休んでますか?」
うっすらと浮かんだ隈。
ふとした拍子に見せる疲れた表情。
いつもよりキレのない皮肉。
こちとら約十年、四六時中変装してるんだ。
観察眼もそれなりに鍛えられているからこそ、些細な変化に気づくことができた。
でもまあ、疲れるのも無理ないか。
仲間の潜入捜査官を亡くし、相性はともかく任務を共にこなしていた相手も組織から逃亡したことでさらに仕事が舞い込むことになった。
精神的負担は計り知れない。
バボ「任務に支障は出しませんし、あなたに心配される筋合いもありません」
……もう少しデレたっていいのよ?
だがこうもツンケンされると逆にかまいたくなるという。
負けじと口を開こうとした時、バーボンの後ろに人影が見えた。
とっさにバーボンを引き寄せ、左腕を突き出す。
ドガッ
貴「……ッ!」
腕に鈍い痛みが走る。
どうやら鉄パイプで殴られたようだ。
最近は鉄パイプを武器にするのが流行ってるの?
男は防がれるとは思っていなかったのか、動揺で動きが止まる。
貴「お返しします、よッ!!」
ドゴォッ
男1「ウゴォアッ」
その隙に腹に重いのを一発プレゼント!!
しかしどうやら襲撃者は一人ではないらしい。
一人目の攻撃が防がれたと見るや、ぞろぞろと三人の男が現れた。
バボ「いきなりご挨拶ですね。
僕らに何の用ですか?」
最初はいきなり引っ張られて驚いていたバーボンも、状況を理解し警戒体制をとる。
男2「ふん、お前らには消えてもらうぜ!」
男3「よくも男1をやってくれたな!!」
男4「お、おい!男1が一撃だぞ!?ヤバイんじゃないか?」
男2「なあに、こっちのが多いんだ!
全員でかかれば楽勝だぜ!!」
……なんだろう、この小物感。
1301人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅奈虹夢(プロフ) - おもしろ! (6月2日 9時) (レス) @page13 id: 1b7eb8add5 (このIDを非表示/違反報告)
宙 - おっ、終わり!?この物語には主人公の設定などに(自分的に)面白い要素が沢山あります!最終更新から何年経っていたって遅くはありません!!今も名⚫︎偵コ⚫︎ンという作品のファンは沢山いますし、私は続きが読みたいです!どうかお願いします! (2022年10月19日 21時) (レス) @page13 id: 9863001551 (このIDを非表示/違反報告)
\(^o^)/ - 嘘やろ!?終わり!?ウッウゥ〜〜続きをお恵みください〜! (2022年2月1日 15時) (レス) @page13 id: 111ab3751f (このIDを非表示/違反報告)
れいん - とても面白かったです!できればでいいんですが、続きを書いてもらえませんか?お願いします! (2021年6月20日 14時) (レス) id: 127451ccf1 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 本当に面白かったです!お願いします!!続きを書いてください!ずっと待ってます! (2021年6月16日 16時) (レス) id: 2070b7b634 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:金鳥 | 作成日時:2017年4月23日 14時