罪作りなキミ。【七つの大罪】

#7　necessary ページ7

・







俺の下で暴れるA。
…抵抗してるつもり何だろうが、全くと言って良いほど力は弱い。


俺が少し力を入れただけで、骨が音を立てる。
俺はそれだけで、興奮してくる。




「ガッ…！？ゃ、めっ……！」
「お前はいっつも俺以外の男にくっついて、仲良くして、喋って…しまいにゃ、抱きつきやがる」






そう、いつもAは俺以外の男と仲良くしていた。
俺だけいればいいハズなのに、俺だけ見てればいいのに。

いっつもいっつも不安だったんだ、俺は。
俺に必要なのはAだけで、Aに必要なのは俺だけ。

他に何も欲しくねぇ。…A以外、必要ねぇんだ。


俺はAという鎖に、縛られてるんだ。
…最高だよ、ほんとに。


どう責任とってくれるんだよ、A？





…んぁ？エリザベス…？
あぁ、…アイツはAに嫉妬してもらうために使ってるただの道具。好きでも何でもねぇ。…もちろんリズも同じだった。


エリザベスの胸触っただけで、すっげぇ苦しそうな顔すんだぜ？…さいっこうに可愛いよなぁ。





「ぇ、…ッ…り、ぉ…ダ、ス…」
「苦しいか？…なあ、俺のこと好きだよな？」
「！？……ぅ、ッ……ん…ッ」





Aは俺が死ぬまで、絶対離さないし殺さない。
殺させないし、死なせない。
俺以外の傷をつけるのも、体を重ねるのも許さねぇ。


Aの意識が飛ぶ直前で俺は首を絞めていた離した。


Aもそこまでやわじゃねぇからな。
こんだけじゃ死にはしねぇよ。







「は、ぁッ……っは、…な、んで…こんな、ことッ……」






意識が朦朧としているであろうAは息を荒くしながら言葉を紡いだ。









・

#8　teddy bear→←#6　sin

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す