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side.神山
照史「なぁ、めっちゃダンスうまいな?何才?」
あきとくんは最初会った時、
ちょっといかつく見えて、この人恐いんかなってちょっとドキドキしたり。笑
智洋「あの…小4なんで、10才です。」
照史「え?せやったら、俺の弟と同い年やん!!」
でもな、喋ってるうちに、めっちゃ優しくっておもろくて、ほんまのお兄ちゃんみたいで。
一人っ子やからさ、そうやったらいいなぁ、なんて。
ある時、ダンスの休憩の時間に吸入しててん。
そしたらさ、
照史「喘息?」
って心配そうに聞いてきたから
智洋「そやで!でもな、元気な時の方が多いし大丈夫やで!病院でも大分強くなってるって言われたしな!」
って言うてんよ。
今思い返すとな、あきとくん、めっちゃ優しい顔で聞いてくれてたな、って思う。
照史「…俺の弟もな、喘息やねんな。だからさ、頑張ってるともくん見て俺、何でも頑張れる気がするわっ!」
そう言ってあきとくん、思いっきりギュって抱きしめてくれてん。
あきとくんの弟がめっちゃ羨ましいってさ、会ったこともないのに嫉妬したりして。
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作者名:ぷぺぱ | 作成日時:2020年6月27日 17時