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淳太「このまま病院行こか?」

車に乗り込んで、

運転席のおとんはいつになく真剣な表情をする。



崇裕「…おん、悪いな。」

おっちゃんは
大毅の胸元がべこべこへこむのを撫でて


大毅は小さく泣いてる。

 

こんなところ、へこんだことあったっけ、
自分の胸元を触ってみるけど、
分からない。








俺には所詮、歩いただけで疲れてしまう気持ちが分からないんだから。
ただ、抱っこされて羨ましいとしか思えないんだから。





きっと大毅は苦しんでるのに、
分かってやれない。


自分の浅はかさにちょっと、泣いた。




.


淳太「望、びっくりさせたな。」


車を降りて病院に駆け込んでいく父子の後ろ姿を目で追ってると


頭をぽんと撫でられたから
 

素直に父が頼もしく思えた。



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作者名:ぷぺぱ | 作成日時:2023年3月10日 23時

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