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俺はよくおとんに連れられて、
この父子に会いに行った。
一緒にご飯食べたり
買い物したりとか
俺はおかんも姉ちゃんもいるけど
多分、
おっちゃんらは
おっちゃんと大毅の2人家族やから。
俺の家に大毅が来たことは何度もあるけど
向こうの家に出かける時に
おとんと俺の2人ってのがほとんどやったのは、
今思えばそれが理由やと思う。
家でご飯食べるか
出掛けてもだいたい、ショッピングモールとか。
一緒に公園に行った記憶はあまりないし、
大毅は歩いても、疲れたら
おっちゃんに抱っこされてるイメージが今でも残ってる。
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崇裕「大毅のランドセル、どうしようかねぇ。」
淳太「軽いやつがえんちゃう。
望も背負ってみ。まぁ欲しくなっても2年後やけど。」
望「最後の一言余計やねん」
崇裕「ww」
その日もショッピングモールで男4人、
あれこれランドセルを物色。
崇裕「何色がいい?大毅は。」
大毅「…ううん、と。」
淳太「とりあえず背負ってみるに限る!」
大毅が背負うとなんかとてつもなく重そうで、
それがちょっと可哀想で可愛くも見えた。
崇裕「うーん。?笑」
淳太「こんなおっきいの、毎日背負うんかー、
こんなかで一番軽いやつにするとか」
崇裕「軽いやつ、いちばん軽いやつ、…」
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作者名:ぷぺぱ | 作成日時:2023年3月10日 23時