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side.望


例えるなら、ミントグリーンだった。



そんな色。
あの父子を纏う色は。









はじめて会ったのは確か、

幼稚園の年少の頃か。

.




崇裕「ほんまや、望くんやっけ。
年少さんやのにおおきいね。」


初対面の人にはよくされる反応だったので、
特に褒め言葉とも捉えなかった。


望「あ、はい。」


崇裕「え?めちゃ落ち着いてますけど」


淳太「末恐ろしいやろ」

おとんのこれは多分、褒め言葉。



崇裕「おん。笑」


俺はこの時既に

わざわざ手を繋がなくたって
おとんの隣を歩ける子どもやった。



だからか。


なんか、不思議やった。


崇裕「大毅、望くんやで。」





おっちゃんに抱き抱えられてる、
この男の子。


大毅「うん、」


俺と同じくらいの大きさ。
でも多分、歳上。


なんでかって、俺と同い年の子はだいたい、おれよりちいちゃい。



淳太「望の2つ上やから今度小学生やんな、大毅くん」


崇裕「なんとあと半年やで。」


淳太「望ももう小学生なるか?
なんとかなるやろ。笑」

望「え、なれるん。」


淳太「まあ無理やけど。笑」


望「なんやねん!!」


崇裕「…おお、」


淳太「俺に当たりきついねん。

まぁ前世で因縁かなんかあったんやろな。笑」

.→←.



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作者名:ぷぺぱ | 作成日時:2023年3月10日 23時

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