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. ページ18

side.望


丘の上の公園。



いつもこの時間帯なら
学生たちの溜まり場になるようなこの場所も、


今日に限ってはがらんとしている。


俺らの、穴場スポット。




 



大毅「のんちゃん」


望「ん?」


大毅「ありがとう、りんご飴。」
 

望「りんご飴一個でめっちゃ感謝されるやん、俺。笑」



りんご飴にはりついたビニールをはがすのに手間取る手元、


りんご飴に刺さってる割り箸ってなんか、
りんごが重たいからか
ずっと持ってると痛い、

大毅の小さめの手がちょっと赤くなってて

なんかそれがめっちゃ気になる俺って相当…



なんて言うん?

過保護?笑笑




こんなこと、誰にも一生言わんけど。



…だって自分で考えるだけでも、

自分にどん引き。

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作者名:ぷぺぱ | 作成日時:2023年3月10日 23時

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