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67 ページ18

side.望








涙が止まらなかった。




四つ葉のクローバー、



たくさん見つけたよって持って行けば

きっと、

大毅は笑ってくれると思ったのに。





手のひらで握り潰したクローバーはもう



跡形もなくて



それがなんなのかわけわかんなくて。




自分が何なのかもう、


わけわかんなくて。






.


照史「お前、遅刻。」


望「…すみません、でした。」



照史「…なんか、


あった？、」





…人に、



自分の中身を知られるのが、


望「…、なんでもないです」



こわい。






…もう、淳太の家にも、


照史「お前さ。」






帰れない気がする。

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作者名：ぷぺぱ | 作成日時：2021年5月19日 0時

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