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side.淳太
…ああ、この人。前に聞いた、
淳太「…、
あの、前にね、おじさんおばさんと暮らしてた、とは聞いてました。」
…親戚か。
崇裕「、え、？？」
淳太「…え。？」
え、聞き返された、？笑
崇裕「え、？、」
…、え？
崇裕「おじさんおばさん、なんて
…いない、ですよ？」
…え、？
崇裕「あの、実は俺、
あの子らの兄なんです。」
……、。え、？
…よくよく聞いてみると、こうだった、
、
崇裕さんは父親の方の連れ子で、
あの兄弟は母親の方の連れ子で、
だから兄弟と崇裕さんは、
血は、繋がってはいないんだと。
崇裕「連れ子同士の家族で、
…まぁでも、家族が崩壊するのも早かったな。」
淳太「崩壊、って、」
崇裕「俺は高校卒業して就職するタイミングで
家を出て。
でもその後かな。
あの2人が施設に預けられた、って聞いたもんやから
慌てて引き取ったんです。」
淳太「ご両親は」
崇裕「もう顔も思い出せないですね。
縁切りましたし、」
崇裕さんは淡々と話し続ける。
…正直、なんだかんだ恵まれて育った俺には
理解し難い話で、
淳太「…あの、すみません。
いきなりのことで戸惑ってしまって…」
なによりも、望が言ってた話と全然違うもんやから、
意味が分からへん。
崇裕「…望からは、何も聞いてなかったですか？」
淳太「聞いてた、つもりでした、」
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作者名：ぷぺぱ
| 作成日時：2021年5月19日 0時
