それはきっと、ハッピーエンド。2

○ ページ38

side.淳太


大毅「…ん、…」


そのタイミングで目を覚ました大毅と目が合う。


ま、気まずそうな顔して逸らされたけど。



照史「晩ごはん食べてから寝る？」

大毅「…お腹空いてない。
寝てもいい…？」


照史「ええけど、」


眠たそうに目を擦り
甘えるように照史の胸元に寄りかかる。


照史「…しんどい？

一回熱はかろか、」



淳太「や、熱はないで。

腹減っとらんのもお菓子の食べ過ぎやろ。」






…なんで俺ってこう、



笑。


不器用なんやろ。




照史「…ごめん、それ殆ど俺が食べた…」




机の上のお菓子の袋をゴミ箱に放り込んでく。


スナック菓子のカスが絨毯の見えないところに紛れ込んでく。

掃除機もかけなあかんやん。


照史「ごめん、俺が片づけるから、」

淳太「別にいいって。
大毅みといて。」


照史「なぁ淳太くん、」



大毅はもう俺のことなんか視界にも入れたくないのが
黒の後頭部で伝わってくる。



大毅「、あきと、」

照史「、ん。

部屋で寝よな。」


照史は大毅を歩かせることはせず、

抱き抱えて

部屋に連れてった。




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