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side.崇裕
おかんは、命がけで大毅を産んだ。
その大毅も未熟児で、しばらく保育器に入ってた。
…っていうのも、全部あとから聞いた話で、
なんでかって、俺も当時2歳とかそこらで記憶なんてほとんど、ない。
崇裕「ただいまー…、
あれ、何してるん？ばあちゃん。」
家に帰ると、何やらばあちゃんはごそごそ
鞄にいろんなものを詰め込んでる
ばあ「大毅くんの入院、長引くやろうって。だから、
着替え、たくさんいるでしょう？
洗濯して乾いたから、明日また持っていこうと思ってね、準備。」
崇裕「長引くん、」
ばあ「喉がよう腫れてるみたいやし、
治療受けててもぜーぜーしてるんよ。
せやから中間さんとこのお父さんもねぇ、よう気に掛けてくれてたわぁ。」
大毅の着替えの服をぼーっと眺める。
見慣れた薄い水色のパジャマに、白いカーディガン。
化学繊維じゃない、全部素材にこだわったもの。…おとんが。
ばあ「…それにしても。
あんたのお父さんから、大毅くんの洗剤、指定されてるんやけどね〜ほら、無添加の。」
崇裕「…ああ。笑」
大毅の身体に良くないから、っておとんがこだわってる洗剤。
喘息を引き起こすキツいにおい付きなんか論外で、敏感肌やから無添加のコレがええねん、って昔、力説されたことがある。笑
ばあ「もう分けてられへんからね、家の洗剤これで統一したんよ。
そしたらじいちゃんがね、この服気持ちええわ〜って
。何も知らんくせに喜んでてねぇ。
悔しいけどそこは、息子に負けを認めるわぁ。笑」
崇裕「そうやったんや笑笑」
噂話をしたからか、風呂場からじいちゃんのでっかいくしゃみが聞こえてきた。笑
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ぷぺぱ(プロフ) - akairo さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！楽しんでいただけるよう、頑張ります(^^) (2021年2月24日 22時) (
レス) id: 533a84e8e0 (このIDを非表示/違反報告)
akairo - 新しい作品おめでとうございます！ぷぺぱ様のお話ほんとに大好きなので、とっても嬉しいです！これからも楽しみにしています！！ (2021年2月24日 1時) (レス) id: ab33b844c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぺぱ
| 作成日時：2021年1月28日 6時
