HALO！

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side.崇裕


次の日。

学校行く準備してまーす。



もう肌寒い季節やのに制服の半袖着てる奴ー。

はい、俺と照史です。


今日はちょっと迷ったけど、どうせ汗かくやろー思て居間に行ったら、


あいつ…大毅はがっつり、ブレザー着てるし。


ブレザー着てるやつなんかおらんぞ。

や、まぁ転校初日やから、そうするか。



ばあ「大毅くんよう似合てるわぁ。


…崇ちゃんはまだ半袖か」

じい「えらい元気やのー笑」


なんか笑われて恥ずかしいねんけど、


というか俺ばかみたいやん…




家が近い照史とはいつも時間だけ合わせて適当に会ったら一緒に通学するスタイルやねんけど、

今日は張り切って迎えに来てくれるらしい。



まあ、2人じゃ気まずいしありがたいけどなー。



照史「おっはよー！」
家の中まで聞こえる、よお通る声。笑

ばあ「照史くんや、朝から元気やねぇ。」


家の前まで出ると、照史と、その弟の智洋。


智洋「おはよー！

おお、ほんまや、かわええ顔しとんねぇ。」



照史「うちの学校、女の子おらんから男子校状態やもんな。

智洋と大毅はかわいい担当やなー。」


いやきもいわ！


智洋「なに言うてんねん！もー！」


この兄弟はえらい仲ええですね、はは。


…それにしてもこの田舎の学校は。
田舎すぎるせいで、
年頃の女の子は嫌がって、

せめてもの思いで寮のある街の学校に行く、
または早起きして遠くの学校に行く、
という傾向にあるらしく、
女の子がだーれもおらん……。

そこがちょっとあれやねんけど。






てかまず、生徒少なすぎて、中、高一緒で、

大毅が入ってやっと7人。

廃校寸前、でもど田舎やから、仕方ない。

仕方ないわ。

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