安心してよ、嫌いだから

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A視点

ヤバ……風邪引いた……

来都には連絡したから布団に転がってスマホをいじる。

来都から送られてきた写真はかなり多くて驚いたけどそんなことよりも……

『俺という共通の敵ができた途端にこれか……なによりも有紗が面倒だな』

時間もあるし一つ有紗の昔話をしようかな。

わかると思うが私達のグループはスクールカーストが下の方である人の集まりで私でも中間くらいだ。

その中で1人だけ、有紗だけが上の方の人間なのだが彼女はその性格の悪さから一番にはなれなかった。

友達がいっぱいいて誰にでも自慢できる部分がある女の子でいたかったらしい。



が、運の悪いことに小学校の時は地域の権力者の娘的な者がいた為ただの取り巻きでしかなかった。

Ar「〜〜ね！すごいでしょ⁈」

取り巻き仲間にすごくも無い自慢をしなければ人気者にもなれたかもしれない。

結果、取り巻き達は彼女をハブりはじめた。

だから私と友達になったわけだ。


中学に入り、私以外の人との関係性はリセットされた。

ただし私が居たためにまた一番になれなかった。

そのせいで鬱気味になり不登校になった。

不登校になったせいで友達は多くないから余計ストレスが溜まったのだろう。

私を敵視するようになった。

自分がそこにいるはずだったのに。
お前のせいで……と。


あら、昔話じゃなくなってました！
うっかりです！(棒)

まぁ、これは置いといて。


元々が人気者の取り巻きだからどういえばいいか……

どんな色にも染まりやすい性格になったんだ。

だから久しぶりに登校すると友達(？)にもてはやされて自分の色じゃない色に染まって無理をしてた。

遠くから見てると子供達が珍しい生き物を触り倒してるように見えた。

そのせいか先生がつけた渾名はカメレオンだった。

ちょっとわかりみが深くてわろしww((こら


うん、頭の中で思ったことって一貫性がなくてわかりにくいよね。

ちょっとまとめようか。

昔話をして伝えたかったのは……



有紗は今回のことを邪魔者が消えてくれたぐらいにしか思っていないから仲直りするにしても二度とグループに戻らないにしても面倒な存在ということだ。

仲直りするならアイツにとってはマイナスしかないから邪魔するだろう。

二度とグループに戻らないならそれはそれで阻止するだろう。


あ、熱があるの忘れて頭フル回転させてしまったから寝ます。

おやすみんさい

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