安心してよ、嫌いだから

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来都視点

中学2年になってはじめてAが誰なのかを知った。

厳密に言うとはじめて顔を合わせて話をした。

時々グループで話すことがあったから会話には困らなかったけどそこそこ緊張した。

彼方とは面識があったけど他の人とはなかっからはじめて会ったときはびっくりした。

「ん？あぁ、これから1年よろしくな。来都」

体育館で並んでた時に声をかけられた。

出席番号が3人とも近いから彼方も普通に話しかけていて、それで気づいた。

『あ、Aさんって君なんだ』

「えっ、失礼じゃね？ww」

Aさんと面識を持ってからはよくグループで喋るようにした。

だから有紗さんよりもAの方が仲はいいけど多分影響されてるわけじゃないんだ。

ﾋﾟｺﾝ

『⁈ビックリしたぁ……』

ケータイをメッセージを見るとAからだった。

Aもうそろそろ限界だから抜けたいんだけどらいとそっかAそこでなんだけど、もし来都がグループに残るなら私がいなくなってからの会話を送ってくれない?らいと簡単に言うとスパイみたいな感じだよね?いいよ、やるAえ、まじで?ダメ元だったんだけど…ありがとらいと別にいいよ、でもいつ抜けるの?A明日あたりに抜けようかなって思ってるらいとわかった。おやすみ〜Aういよ、おやすみ

そっかぁ……
結局抜けることにしたんだ……

多分、彼方と瑠奈あたりが抜けないで戻ってきてって言うだろうからこれで終わりじゃないんだろうなぁ。





まだ全然、終わらないんだなぁ。

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