安心してよ、嫌いだから

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話すことがなくなって教室に戻るとあの5人が私のことを待ってくれていた。

mb「大丈夫？怒られたの？ﾀﾋぬの？」

『いや、ﾀﾋなないしwっていうより待っててくれたのかありがと』

帰りの準備を始めていたら廊下から騒がしい声が聞こえた。

『なんか騒がしいな』

廊下の外を見ると秀太を囲って燈さんの友達の女子が6人ほどで秀太を責め立てていた。

私のことを見つけたのか秀太と目が合ってしまった。助けてくれと言わんばかりの目を向けているけど自業自得だろう。

女子の怖さを思い知れカーバ！

mb「こういう時の女子の集団の怖さってひどいよね〜ww」

『いやぁ、かわいそうっすねぇww』

mb「隠しきれないその笑みワロター」

『？なにそれ』

mb「気にしないで〜」

さて、他の階段から玄関まで降りて靴を履き替える。

秀太が1人で玄関に歩いてきているのが見えたので必死に走って逃げた。

少しは罪悪感があるからね。

バス停に到着したけどさっきの4人は帰る方向が違うから俺1人だけだ。

『あれは流石に酷かったかな……？』

Sy「見てたらなら助けてくれよ」

『いつからいた⁈』

Sy「ずっと後ろにいたんだが」

秀太が私の隣に座って携帯を開いた。
そういえば私も連絡しないといけないな。

A今日もお疲れさんでしたるなお疲れ様です…!

これでおっけい。

ﾋﾟｺﾝ

ん？秘密の花園って非通知にしてたよな？
誰だろ。

しゅうた言いすぎた、ごめん

秀太？隣にいるのに話しかけれないとか案外可愛いとかあるなw

『口で言えよ、私も悪かったけどさ』

Sy「悪かった。言いすぎたよ」

『いいえ、私も悪かったよ。ごめん』

思ってたよりアッサリと仲直りした。

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