安心してよ、嫌いだから

12日目 ページ14

Aサイド

あれからかなりの時間が経過した。
それでも数日しか経ってはいないが私からしてみたらかなりの時間がたった。


そして私たちの関係は悪化している。

変わったことといえば、有紗がさらに学校に来なくなったこと。瑠奈が時々精神系の病院に通院するようになったことだ。

るなごめん、あんまり会話に入れなくなると思う……A無理はしないでね?るなうん……ありがと。Aちゃんこそ無理しないでね?A無理はしないよ

今日も今日とて学校に行く。
最近私と来都はいつも彼方と喧嘩しているし。
今日は彼方いないしゆっくりしたいなぁ。

？?「A！おはよ‼」

『え、おはよ。美雲どうしたの？』

Mk「あれあれ」

あれ？と指差す方向を見ると秀太と燈さんがこちらを見ながら2人で歩いている。

『？あぁ、流石にあの2人の間にいるのはキツイもんねw』

一時的に秀太が燈さんを好きだと言う噂が流れていた。

随分と前のことだから今はどうか知らないがやっぱり噂のあった2人の間に入ることは辛いらしい。

『教室まで一緒に行こうか。美雲』

Mk「ありがと……！！」

涙目で見てくる。相当辛かったらしいな。

『あの2人ほんと付き合ってそうだよね〜』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
いきなり放課後である。

私は1人教室で宿題をやっていた。

Sy「あ！お前まだ残ってんの⁈」

『お前こそ早よ帰れ』

Sy「そういえば今日の朝のアレ……言うなよ？」

朝のアレってなんだろうか。
首を傾げていると彼は少し小さな声で叫んだ。

Sy「しらばっくれんなよ……！


ほら、朝の……燈と一緒に登校してたこと…！」

『え？偶然あったから喋ってたんじゃないのか？
……あ』

え、まじで？そう言うこと？

『もしかしてお前等 Sy「しくったー‼自分からバラしてしまった……」 ……付き合ってるのか』

Sy「はぁ、そう言うこと。今日が丁度1ヶ月記念だから一緒に登校しようってことになってさ」

『重くね？たった1ヶ月でしょ』

Sy「言い出したのは燈だから、俺は知らん」

Sy「それよりも…言うなよ？誰にも」

そりゃあ、勿論。

『言うに決まっとーよ。こんなに面白いこと言わなきゃ損するね』

Sy「いや、いいけどさ。燈が怒るから言わないでくれ」


この後、めちゃくちゃ友達に話した。

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