アイドルを目指す少女はYSP能力者3【妖怪学園】 (ページ11)

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A「ってあれ……?
それって確か九尾さんの……」

フブキの足元にある

フォーチュンビターブラックが入った

籠を指差すA。

フブキ《さっきの事はAには
黙っておいた方が良さそうね…》
「ねぇ、このチョコあんまり関わらない方が
いいんじゃないかな…?Aも…
ポルカには別の物をあげた方がいいと思う」

コマ「そうだね…こんなのポルカにあげちゃったら
逆に嫌われちゃうよ…」

A「そうなんですか……?」

ジンペイ「何でだよ?」

フブキ「だってこんなに当たるなんて怖いし…」

A「私が居ない間に一体何が……?
それに、ポルカにあげない方がいいって……」

フブキ「えっと、それは…。
って…山田ロイド君…?」

するとそこに山田ロイドが現れ、籠を拾って

フブキに渡そうとする。

フブキ「いやぁ…それ、
私が落としたものじゃない…」

そしてもう1人の山田兄弟である山田アンドが

バイオリンを弾き始める。

A「わぁ……綺麗な音色……!」

フブキ「違うの!私の落し物じゃなくて…」

すると山田ロイドは、持っていた籠を

手からパッと離した。

フブキはそれを反射的に受け取る。

フブキ「…って思わずキャッチしちゃった…」

そして山田ロイドは紅茶を入れたティーカップを

フブキに渡す。

フブキ「…」

受け取った紅茶を無言で飲むフブキ。

フブキ「美味しい!
口の中に広がる香ばしさとフルーティーさ。
そうね…きっとこの紅茶には…

チョコが合う!」

そう言ってフブキは

フォーチュンビターブラックを食べる。

フブキ「あぁぁぁぁっ!! 食べちゃった!!」

A《えっ……?
食べたら何かまずい事でもあるの……?》