アイドルを目指す少女はYSP能力者8 【妖怪学園】 (ページ10)

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2人が睨み合っていると…。

A「メラさんっ!! 貴方も九尾さんと同じですか!?
コマさんが怪我したらどうするんですかっ!!」

再び怒鳴るA。

メラ「いやっ…それはっ…。
つか、九尾と一緒ってのは…」

A「2人とも、コマさんに謝って下さいっ!!」

メラ「何で俺がっ…」

九尾「僕はただっ…」

A「……そうですか。わかりました。
どうやら貴方達との今後の付き合いは
考えなきゃいけないみたいですね?
今のお2人の事は……はっきり言って嫌いですからっ!!」

冷たい声のトーンでそう言い放ち、

そっぽ向くA。

メラ/九尾『ぐはっ!?』

メラと九尾は、Aに言われた言葉に

ショックを受けて落胆していた。

ジンペイ「…A、俺はAに悪い事したら
絶対に謝るからな…?
だから俺の事は嫌わないでくれよ…?」

フブキ「はぁ…だからAは…」
《ラント先輩が好きなんだってば…》

A「……コマさん、そろそろ
カフェに行かなくても大丈夫ですか……?」

コマ「あ…」

A「コマさん、頑張って下さい!」

そう言って満面の笑みを浮かべるA。

コマ「Aさん…」
《僕が好きなのはサオリさんじゃないのに…》

コマは悲しげにAを見つめる。

A「コマさん、私……応援していますから!」

そう言ってAはコマの手を

両手で握ろうとすると…。

.

.

.

コマ「っ…やめてよっ!!」

コマはAの手をパシンと叩いて振り払う。

A「えっ……」

コマ「あっ…!」

コマはAの手を叩いてしまった事に

一瞬ハッとなるが…。

A「……コマさん……?」

コマ「Aさんに応援されたって嬉しくないっ!!」

コマは怒鳴るように強く言い放つと、

そのまま走り去っていった…。

フブキ「コマ君…どうして…」

ジンペイ「あんなに怒ってるコマ君…
俺初めて見た…」

A「……私、知らない間に
コマさんを傷付けてしまっていたのでしょうか……」