アイドルを目指す少女はYSP能力者8 【妖怪学園】 (ページ33)

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フブキ「A! 来たわよ!」

フブキはジェットブーツを装着して

1分も経たずにYマートにやってきた。

A「フブキさん!」

マタロウ「早っ!」

コマ「電話切ってから1分も経ってないよね…」

フブキ「当たり前でしょ?
親友のピンチに駆け付けるのは当然だもの!」

A「ありがとうございますフブキさん。
私、フブキさんのような親友に巡り会えて
本当に幸せです……!」

そう言ってAはフブキに抱きついた。

フブキ「A…♡」
《やっぱり可愛すぎるわ…♡
しかも今、Aの口から初めて親友って
言ってくれた…! こんなに嬉しい事はないわ♪》

フブキもAをぎゅっと抱きしめた。

コマ「え…えっと…僕達は…」

マタロウ「何を見せられているのかな…」

コマとマタロウは困惑した様子で

Aとフブキを見ている。

ジンペイ「くっそ〜! フブキばっかりズルいぞ!
俺もAと抱き合う〜!」

ジンペイもAに抱きつこうとする。

フブキ「ダメに決まってるでしょ!」

フブキはそれを振り払って阻止した。

A「あはは……」
《ジンペイさんったら……ちょくちょく私に
抱きついてくるから恥ずかしいよ……///
……これが会長だったら……ってあれ?
でもあの日……会長と抱き合ったんだっけ。
会長が私を抱きしめてくれて、気付いたら私も
会長を抱きしめていて……。
あの時はポルカ達の事で気が動転していたから
特に何も感じなかったけど……
冷静に考えたらすっごく恥ずかしい……///》

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フブキ「う〜ん…」

Aから事情を聞いたフブキは、

早速脚立を使って監視カメラを見てみる。

ジンペイ「どうだ?」

フブキ「カメラ自体は特に変わったところは
ないけど…取り外して調べてみようか」

そう言ってフブキはドライバーを取り出して

カメラに近付こうとしたが…。

バチッ!

フブキ「きゃあっ!?」

紫色の電流がカメラから静電気のように流れ、

ドライバーを弾き返してしまう。

A「フブキさん大丈夫ですか!?」