アイドルを目指す少女はYSP能力者8 【妖怪学園】 (ページ31)

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鬼一「やっぱり…実は、
1年近くこんな状態が続いているんだ」

YSPクラブ『えっ?』

鬼一は再び椅子に座る。

鬼一「正直、もううんざりだった。
誰でもいいから、代わりにレジに入って欲しかった。
そしたら、君達が…」

ジンペイ「そうだったのか」

鬼一は拳で机をドンッと叩く。

鬼一「くそっ! 親父が店長の時は
こんな事なかったのに…!」

コマ「お父さんも店長さんだったんですか?」

鬼一「元々、このコンビニを始めたのは
私の親父でね…。
1年程前、急に親父が亡くなったんで…
仕方なく店を継ぐ事になったんだ」

マタロウ「…1年前…」

マタロウは考え込む。

A「マタロウさん……?」

マタロウ「あの、店長」

鬼一「ん?」

マタロウ「もしこの状況を僕達が何とかしたら、
もう働かなくて良かったりします?」

鬼一「あぁ、変な客が来なくなるならね」

マタロウ「わかりました!
ここは僕達に任せて下さい!」

ジンペイ/コマ/A『…?』

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マタロウ「もしかしたらこれは、
YSP案件かもしれない」

コマ「他の可能性もあるんじゃない?
単にこの店に対するイタズラが目的だとか…」

そう言いながらコマはスマホを取り出して調べる。

コマ「あっ!」

ジンペイ/マタロウ/A『ん?』

コマ「このコンビニの映像がアップされてる!」

コマは3人にスマホの画面を見せる。

そこには楽しそうにエアギターを弾いている

鬼一の姿が。

ジンペイ「本当だ!」

コマ「やっぱり変な客達が来てたのは、
動画投稿目的のイタズラだったんじゃないかな?」

A「けど……おかしくないですか……?
この動画に映っているのは店長だけですし……」

コマ「そういえば…」

マタロウ「それに、このカメラって…角度的に
彼処の監視カメラの映像だよね…?」

そう言ってマタロウは天上にある

監視カメラを指差した。