アイドルを目指す少女はYSP能力者8 【妖怪学園】 (ページ15)

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徳田「もう1つの4人の共通点。
それは全員がAさんの
ファンクラブ会員だという事。
だけど…Aさんを応援しているうちに、
段々とファン以上の感情…つまり、
恋愛感情を抱くようになっていったの」

ジンペイ「それがこの子と何の関係があるんだよ?」

徳田「失踪した4人の生徒は、どうやって
Aさんと仲良くなれるか悩んでいた。
そんな男子生徒にAさんと仲良くなれるよう、
アドバイスしてあげていたのが、サオリさんだった。
それでAさんに告白しようと決心した際に
何らかの方法で失踪させてる…」

マタロウ「って事は…コマ君も…」

ジンペイ「Aの事が好きだったのか…?」

フブキ「【応援されても嬉しくない】ってあの時
言ってたのは…そういう意味だったのね…」

A「……! コマさんが……こんな私を……」

マタロウ《さっきAさんが泣いていたのは、
コマ君にそう言われたからだったんだね…》
「って事は…次のターゲットは…
コマ君だ…!」

フブキ「じゃあ何…?
コマ君に近寄ったのは…罠だったって事…!?」

ジンペイ「嘘だっ!!」

フブキ「…?」

ジンペイは大声を出し、目に涙を溜めていた…。

ジンペイ「コマ君にとっては…
Aが初恋なんだぞっ!!」

ジンペイの言葉に一同は黙って見ていた…。

A「っ……コマさんっ!!」

するとAは、勢いよく部室を飛び出した。

マタロウ「あっ…Aさんっ!!」

フブキ「きっとコマ君を探しに行くんだわ。
私達も追い掛けましょう!」

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ーその頃…。

コマ「これかぁ…」

コマは図書館に訪れ、サオリから勧めてもらった

【心はここにある】と書かれた本を

手に取っていた。

コマ「サオリさんが勧めてくれた本…」

その本を見つけたコマは、嬉しそうにしていた。