アイドルを目指す少女はYSP能力者8 【妖怪学園】 (ページ11)

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～Yタイムズ編集部～

徳田「生徒連続失踪事件についてなら、
私達も今追ってるところよ」

その頃、マタロウは先程の男子生徒と共に

Yタイムズ編集部の部室へ来ていた。

マタロウ「本当ですか?」

徳田「これまで失踪してきた男子生徒達は、
皆姿を消す直前に、図書館で本を
借りているところを目撃されているわ」

「そういえば…僕の親友も…。
確か、本のタイトルは…」

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A「……」

Aは一旦ジンペイ達と別れ、

ベンチに座って1人で考え込んでいた…。

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ラント「お前には無事でいて欲しいんだ」

クマ子「えっ…?」

ラント「世の中には…丸っこいのが
好きな奴だって…居るんじゃないのか…?」

クマ子「…ラント君…///」

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A《例え離ればなれになってしまっても……
お互いを強く想う気持ちさえあれば
いつかまた会える……。
クマ子さんは会長が好き。
っ……会長もクマ子さんが好きっ……。
私が告白したって……成功する確率は
言うまでもなくゼロに近い……。
私の恋は……絶対に叶わない……。
これから先……私はどんな顔して
会長に会えばいいんだろう……。
会長の傍に居るって……約束したのは私なのに……。
でも……会長が傍に居て欲しいのは……
私じゃなくて……やっぱり……》

ラントとクマ子とのやり取りを思い出し、

Aの目から再び涙が溢れる…。

A《だから……コマさんの恋は
全力で応援したかった……。
私の恋は叶わないけど……コマさんには
私の分まで幸せになって欲しかったから……。
だけど……コマさんにとっては
ただ迷惑でしかなかったんだねっ……。
コマさんっ……本当にごめんなさいっ……》

Aはラントとの恋が叶わない悲しみと、

コマに迷惑を掛けてしまった申し訳なさで

泣き続けていた…。

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マタロウ「あれ? Aさん…?」