アイドルを目指す少女はYSP能力者5 【妖怪学園】 (ページ10)

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番外編:結成! 夢主ちゃんのファンクラブ(1) ページ10

ーある日の事…。

フブキ「…これだけ集まればきっと…」

フブキは書類を持ってある人物を探していた。

フブキ「あ、見つけた!」

そしてその人物の元へ駆け寄るフブキ。

フブキ「あの、ちょっといいですか?

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ラント先輩!」

フブキが探していたのは、ラントだった。

ラント「…?誰かと思えば、君はYSPクラブの…」

フブキ「はい! 実は、ラント先輩に
お願いがあって来ました!」

ラント「何だ? 私は忙しいんだ。
用件があるなら手短に頼む」

フブキ「はい! お願いっていうのは…

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Aのファンクラブを作る為の
許可をいただきたいんです!」

ラント「…!」

ラントは一瞬動揺した。

フブキ「ラント先輩もAの歌を
聞いた事があるんですよね?」

ラント「…あぁ、確かにあるが…」

フブキ「これを見て下さい」

フブキは持っていた書類をラントに渡す。

ラント「これはっ…」

それは、Aのファンクラブ結成について

書かれたアンケートだった。

ラントが目を通すと、アンケート用紙には

【Aちゃんのファンクラブを作って欲しい】、

【夢に向かって頑張ってるAちゃんを

応援したい】等と書かれた内容が多数だった。

フブキ「私ももちろん、アイドルになるという
Aの夢を応援しています!
Aがアイドルデビューするのを信じてる子達が
殆どなんです!」

ラント「そうか…」

フブキ「Aも、支えてくれるファンの力で
もっと夢に向かって頑張れると思うんです!」

ラント「…確かにな」

フブキ「だからラント先輩、お願いします!
許可をいただけませんか?」

フブキは頭を下げる。

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ラント「…いいだろう」

フブキ「本当ですか?」

ラント「ただし、条件が2つある」

フブキ「条件…?」

ラント「1つ。ファンクラブの会長は、
君が務めるんだ」

フブキ「もちろんそのつもりです!
それに、副会長になりたいって子も既に居て…」

ラント「そうか」

フブキ「それで…もう1つの条件は…?」

ラント「それは…」