アイドルを目指す少女はYSP能力者5 【妖怪学園】 (ページ44)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:8,068 hit

(15) ページ44

清田「父ちゃんっ!!」

清田はダンプトラックの扉を開け、

中に居た清田父に声を掛ける。

隣に居たジンペイも心配そうに見ていた。

清田「父ちゃん! 父ちゃん!!」

父の体を揺さぶる。

清田父「…テツ…大丈夫だったか…?」

清田「どうして…どうして、
あんな無茶したんだよ…!?」

清田父「…俺が動かせるのは、
この重機くらいだからな…。
…ごめんな…テツ…」

清田「…?」

清田父「あの時…嘘ついて…。
俺が本当にスーパーロボットの操縦士だったら…
もっとかっこよく助けられたのにな…」

悲しげに微笑む清田父。

.

.

.

.

.

.

.

清田「……父ちゃんは嘘なんてついてない」

清田父「…?」

清田「父ちゃんは…命懸けで俺を…
ガッコウガーYを救ってくれた!
誰が何と言おうと…父ちゃんは本当の
スーパーロボット乗りだ!」

清田父「…テツ…」

清田「…やっぱり、操縦士はお前がやれ」

そう言ってジンペイに視線を向ける。

ジンペイ「えっ?」

清田「俺は怪獣が現れただけで、
怖くて何も出来なかった…。
あんなでっかいロボに乗ってたのに……。
今の俺には、まだスーパーロボットに
乗る資格は無い。
だが、もっとスーパー強くなった時…

きっと、ガッコウガーYの操縦士の座を奪いに行く!」

ジンペイ「おう!その時は俺も、
スーパースーパー強くなってるけどな!」

清田「じゃあ俺は、
スーパースーパーグレート強くなる!」

ジンペイ「じゃあじゃあ俺は、
スーパースーパーグレートグレート!」

互いに言い合っているのを見て

フブキが苦笑いしていると…。

ジンペイ/清田『…?』

すると何処かから虹色の妖気が現れ、

メラにお姫様抱っこされたまま気を失っている

Aのウォッチに吸い込まれて

1枚のメダルが現れた。

ポルカを抱えたコマと、アルトを抱えたマタロウも

いつの間にかすぐ傍に来ていた…。