アイドルを目指す少女はYSP能力者5 【妖怪学園】 (ページ26)

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番外編:フブキとの休日 (1) ページ26

ーある日の夜…。

A「よし。宿題も終わったし、また練習しなきゃ!
何かかっこいいのないかな……」

宿題を終えたAは、タブレット端末で

ダンス動画を見ていた。

A「縄跳びダンスにうさぎダンスの次は、
まつ毛ダンスか……あと、ナンバーダンスも……」

ポルカ「そんなに種類が…。
もはや何でもありですわね…」

アルト「でもAちゃんならすぐに
マスター出来ると思うの!」

A「だといいんだけど……」

ポルカとアルトもAのタブレットから

流れるダンス動画を一緒に見ていた。

すると…。

コンコンッ!

Aの部屋のドアをノックする音。

フブキ「A、居る～?」

ドア越しから聞こえてきたのは、フブキの声だった。

A「フブキさんっ?!」

Aは慌てて動画を一時停止して、

ドアを開けた。

A「どうかしましたか……?」

フブキ「A、週末は何か予定とかある?」

A「いえ、特に予定はないので
またいつものように歌とダンスの
練習をしようかと……」

フブキ「あのねA、
土曜日だけ空けてくれないかな?」

A「へっ……?」

フブキ「Aさ、転校してきてから
商業エリアの方はあまり見てないんじゃない?」

A「あ……言われてみれば確かに……」

フブキ「でしょ? だから私が案内してあげる!
きっとAが気に入るお店もあるはずよ!」

A「で……でも……」

ポルカ「あら、いいじゃない。
A、最近頑張り過ぎですわ!」

アルト「うん、たまには息抜きした方が
いいと思うの…」

フブキ「ほら、ポルカ達もそう言ってるじゃない。
どうかな、A?」

A「は……はいっ……!
是非……ご一緒させていただきたいです……!」

フブキ「ふふっ、良かった♪
じゃあ、楽しみにしているわね?」

こうしてAは、週末にフブキと

商業エリアを見て回る約束をしたのだった。

A「女の子と2人でお出掛けなんて初めて……。
ふふっ、楽しみ♪」