アイドルを目指す少女はYSP能力者5 【妖怪学園】 (ページ14)

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走れ!Yタイムズ報道部(1) ページ14

～YSPクラブ部室～

徳田「そんなわけだから、
貴方達の意見を聞かせてちょうだい」

その日、YSPクラブの部室には

Yタイムズ報道部の部員である

徳田ネナがやってきていた。

編集長である須波ヌキオに言われて、

【透明ヤンキー黒沢】について

YSPクラブメンバーに聞く為に…。

コマ「透明ヤンキー黒沢…」

マタロウ「乱暴って、どんな事をするんですか?」

徳田「そうね。例えば…こんな風に、
不良達をボコボコにしたりとか」

そう言いながら徳田はアルバムから写真を

いくつか取り出してA達に見せる。

ジンペイ「おおっ! 強ぇんだな!」

徳田「こっちは、2日前に透明ヤンキー黒沢によって
横転させられたトラックの写真」

続けて写真を見せる。

ジンペイ「マジか」

A「もしかして……怨霊のしわざなんじゃ……」

マタロウ「いかにもYSP案件って感じだね!」

すると徳田は冷めた目をして…。

徳田「…ねぇ、そもそも怨霊って
本当に存在してるの…?」

マタロウ「えっ…?」

徳田「そんなのが居るなんて
ぶっちゃけ信じられないんだけど…」

A「まあ、普通はそうですよね……」

悲しげに俯くA。

モモ「いるんですねぃ」

バケーラ「バケ～」

徳田を驚かせようと、背後に現れる怨霊達。

ゴロミ「アタイの魅力をわかっているのは、
Aだけだしな～♪」

そう言ってゴロミはAの膝の上に乗る。

A「ゴロミちゃん♪」

ゴロミの頭を撫でるA。

ポルカ「だ・か・ら! Aに馴れ馴れしく
近付くなと何度言えばわかるんですの!?」

アルト「姉さん、落ち着くの…!」

ゴロミをAから引き離そうと、

長い耳を伸ばすポルカ。

そんなポルカをアルトは止める。

ポルカ「それに、貴方なんかよりも
わたくしの方が断然魅力的なレディーですわ!」

ゴロミ「はぁっ? お前みたいなチビが魅力的だって?
ププッ…こりゃ傑作だな?」

ポルカ「何ですって!?」

ゴロミ「何だよっ!!」

睨み合い、バチバチと火花を散らすポルカとゴロミ。

アルト《うぅ…女の子同士の喧嘩は怖いの…》