アイドルを目指す少女はYSP能力者5 【妖怪学園】 (ページ12)

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フブキ「はい、これ!」

するとフブキは、サキにスマホプリンターのような

小さな機械を渡した。

フブキ「ジンペイ君、悪いんだけど
学生証貸してくれない?」

ジンペイ「ん?これか?」

ジンペイはフブキに学生証を貸す。

フブキ「これをこの機械にタッチして…」

ジンペイの学生証を機械にタッチすると、

中から1枚のカードが出てきた。

フブキ「はい、これがジンペイ君の会員証よ!」

そう言ってフブキはジンペイに

学生証を返すのと同時に、ジンペイの顔写真入りの

【会員番号4番寺刃ジンペイ】と書かれた

カードをジンペイに渡した。

ジンペイ「おおっ! すっげー!」

フブキ「これは私が作った、会員証作成メカよ!」

マタロウ「会員証もメカで!?」

フブキ「というわけだから、他の皆の
会員証もお願い出来るかな?」

サキ「わかった! 任せて!」

その後、コマとマタロウの会員証を作成して

後からやってきたメラの会員証も作成するサキ。

メラ「すげぇな…」

A「皆さん、遅くなってごめんなさい……!」

すると、Aが遅れて部室に入ってきた。

フブキ「あ、A! 遅かったわね?」

A「臼見沢先生にちょっとした書類を
運ぶのを頼まれまして……」

フブキ「大変だったわね…お疲れ様!
あ、Aにも紹介するわ!
この子は花園サキちゃん! Aのファンクラブの
副会長をやってくれる事になったの!」

サキ「Aちゃん、よろしくね!
あたし、Aちゃんのファンクラブばっちり
盛り上げてみせるから!」

A「あっ……はいっ……!」

コマ「それにしても…会員番号3番は一体誰が…」

マタロウ「確かに気になる…!」

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フブキ「それで…もう1つの条件は…?」

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ラント「…私もそのファンクラブに入れてくれ」

フブキ「えっ!?」

ラント「私も好きなんだ。彼女の歌とダンスが…」

フブキ「それ、Aが聞いたら絶対喜びます!」

ラント「…恥ずかしいからあまり周りには言うな」

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ラント《頑張れ…A》

ラントの手に握られていたのは、

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【会員番号3番霧隠ラント】と書かれた

会員証だった…。