アイドルを目指す少女はYSP能力者10 【妖怪学園】 (ページ7)

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エマ「えっ? 前世です…か…?」

マタロウ「同じ人の夢を何度も見るのは、
前世で繋がりがある人かもって、
ネットで見た事があるんだ」

フブキ「へぇ〜…」

モモ「もひょ〜…」

A《なら、少なくとも私の前世とは
繋がりはなさそうだね……。
だって、昨日のは初めて見た夢だったし……》

エマ「そういえば、金髪さんは剣術が得意で、
私と共通点も多いですし…夢も、自分が過去に経験したみたいに
凄くリアルなんです。あと、金髪さんは…
【目覚めよ… 時が満ちようとしている…】と言っていました…」

フブキ「時…?」

コマ「何の事だろう…?」

エマ「全くわからないんです…。
何かのメッセージかもしれないのですが…」

モモ「気になるですねぃ…」

マタロウ「その金髪の人がどんな人か詳しくわかれば、
何を伝えたいのか見えてくるかも」

A「あ、あのっ……エマさん……。
その……他にも似たような夢とか見た事ありますか……?」

エマ「えっと…そうですね…。
私が見たある夢は、崩れた城のような場所で、
金髪さんは…大きな獣の化け物と戦っていました」

ジンペイは再びエマが話す人を想像してみる。

ジンペイ「おぉ〜!」

エマ「敵は何度も攻撃をしてきますが、
金髪さんは…余裕な感じで防ぎます」

ジンペイが思い浮かべたその人物は、

オーラを放って【HAHAHAHA !】と笑っている。

ジンペイ「金髪強ぇ～!」

エマ「最後は大激突するんですが、
金髪さんが…必殺技で化け物を吹き飛ばして大勝利です!」

そして【サラバ!】と叫び、メラメラとしたオーラを放っていた。

ジンペイ「必殺技かっけぇ～!」

マタロウ「どんな世界観…」

モモ「カオスですねぃ…」

エマ「すみませんっ…上手く説明出来なくて…」

A「いえ、大丈夫です。
えっと……他の夢は……?」

エマ「そうですね…。他の夢では…王宮みたいな場所で、
金髪さんは…王様のように座っていて…」

今度はフブキがエマが話す人を想像してみる。

フブキ「ふむふむ」

エマ「で、傍に銀色の髪の人が立っています」

フブキ「王宮に王様…///」

フブキはうっとりとしていた。

A《ん? 王宮……?
それって私の夢に出てきたお城と似たような感じかな……?》