アイドルを目指す少女はYSP能力者10 【妖怪学園】 (ページ6)

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ー次の日…。

エマ「ぷはっ…」

エマは自身が部長を務めているなぎなた部にて、

試合を終えてペットボトルの水を飲んでいた。

エマ《またあの人の夢…。
起きてる時にまで頭に浮かぶなんて、どうしたらいいのかしら…》

フラッシュバックした時の事を考えながら

エマは頭に巻いていたタオルを取る。

エマ《あっ…/// ジンペイさん達に相談してみようかな?///
それに…Aさんとももっと仲良くなれるチャンス…》

誰に相談しようか悩み、真っ先に思い浮かべたのは

【ヤッホー!】、【ハッピー!】と言っているジンペイと、

【こんにちは】と笑顔で挨拶しているAだった。

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～YSPクラブ部室～

マタロウ「毎日同じ人の夢を見る…?」

早速A達の居るYSPクラブの部室へやってきたエマ。

エマ「はい…最近、急に見るようになったんです…」

ジンペイ「へぇ〜」

コマ「不思議な話だね…」

フブキ「夢に出てくるのはどんな人なの…?」

エマ「それが…知らない人なんです…。
赤い服を着た男の人で… 金髪で、毛先がツンツンしているので、
見たら絶対に忘れないと思うんですが…」

ジンペイ、コマ、マタロウ、フブキは

それぞれエマが話す人を想像してみる。

A「……」
《エマさんも……私と同じような夢を……。
でも……私が昨日見た夢とはちょっと違うかも……。
結局姿は確認出来なかったけど、あの声はどう考えても女性だった。
とても綺麗で透き通る感じの声で、お姫様のような口調……。
そして何より、その女性はポルカとアルトを知っている……》

エマ「私は勝手に、【金髪さん】って呼んでいて…」

モモ「お前もな」

いつの間にか現れたモモが、エマの肩に乗って

ニヤニヤしながら耳元で囁く。

エマ「うわぁっ!? //」

エマは当然驚いている。

マタロウ「確かにエマさんも金髪で毛先がツンツンだけど…」

ジンペイ「エマと生き別れた兄ちゃんじゃないか?」

エマ「私、ひとりっ子です…」

コマ「エマさんの御先祖様とか…?」

エマ「そんな感じじゃなかったですね…」

マタロウ「ひょっとして、エマさんの前世かも…」