アイドルを目指す少女はYSP能力者10 【妖怪学園】 (ページ32)

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その後、撮影が終了すると

再生回数はどんどん伸びていった。

A「凄い……再生回数どんどん伸びていきますね……?」

ヨコキン「僕みたいになると、君みたいな
数字持ってない奴が共演者でも、このクオリティの
作品を1本作れちゃうんだよね～」

それを聞いたジンペイは、ヨコキンを睨み付け…。

ジンペイ「くっそっ～! 人をお前の動画ネタにしやがって!」

A「ちょっ……ジンペイさんっ! ストップストップ!」

ヨコキンに襲い掛かりそうになるも、それをAが

後ろから抱きつくように制止する。

ヨコキン「ま、まぁまぁ!
色々言ったけど…つまりYチューバーは、インパクトが大事!
一言で言うと、目立ってなんぼ!」

マタロウ「なるほど! 目立ってなんぼなんですね!」

ヨコキン「はい、僕のおかげで2万回再生はいったかな?」

ジンペイ「っ…いちいち腹立つ奴だな…」

マタロウ「ん？【Y学園ホームページリニューアル動画】?」

するとマタロウは、カレンダーの10日の箇所に貼られている

ピンクの付箋に書かれた文字を読み上げる。

ヨコキン「園等先生から直接の発注で、
新しくなるホームページの記念した動画を僕が作るんだ」

A「園等先生から……?」

ヨコキン「そう。完成したらご褒美として、
先生にゲスト出演してもらうんだ。
…ちょうどAさんにも出演してもらおうと
声を掛けに行こうとしていたら、まさか
Aさんの方から来てもらえるとはね」

A「な……何故私が……」

ヨコキン「そういえば、Aさんもさっき
Yチューバーデビューするって言ってたよね?
ちょうどいい機会だからお願いするよ!」

A「かっ……考えておきますっ……」

ジンペイ「…」

そんな2人のやり取りを見ていたジンペイは、

再びヨコキンを睨み…。

ジンペイ「よし、俺もエントリーする!」

ヨコキン「再生回数5回の君が?」

ジンペイ「ぐっ!」

ヨコキン「5回の分際で?」

ジンペイ「がっ!」

ジンペイの頭に鉄で出来た5の数字が2回続けて落ちる。

A「ヨコキンさん……そこまで言わなくても……」