アイドルを目指す少女はYSP能力者10 【妖怪学園】 (ページ28)

今日:29 hit、昨日:0 hit、合計:7,722 hit

(4) ページ28

フブキ「そんなんでウケるわけないでしょ?」

ガラガラッ

A「あ、皆さんもう集まっていたのですね……?」

Aが遅れてやってきた。

フブキ「あ…A、ちょうど良かったわ!
ちょっとお願いがあるんだけど…」

A「へっ……?」

_____________________

A「な、何故私が……。
っていうか、この子も……」

フブキに言われたAは、椅子に座って

ウサギのウー助を膝に乗せていた…。

フブキはコマのスマホを借り、

Aとウー助を映している。

フブキ「あとA、歌って!」

A「えっ……?」

Aはウー助の頭を撫でながら歌い始める。

A「〜♪」

ウー助「…♪」

ウー助もまた、うっとりとした表情で

Aの歌声を聞いていた。

ジンペイ「おいおい、確かにAは可愛いし
Aの歌声は最高だけど…
別にウサギと一緒じゃなくても…」

呆れつつも、Aとウー助の動画を見てみると、

とてつもない再生回数になっており、

低評価ボタンは1つも押されていなかった。

ジンペイ「あじゃぱっ!!」

ジンペイはまたしてもがっかりしている。

マタロウ「凄い高評価!」

フブキ「当たり前でしょ?
未来のアイドルの歌声を聞いてうっとりしているウー助、
最高の組み合わせじゃない!」

コマ「Aさんの歌声の良さは
ウー助にもちゃんと伝わってるんだね。
Aさん、もしこれを音楽関係者の人が見たら
本当にスカウトされちゃうかもよ?」

A「いやぁ、そんな事は……。
っていうか、こんなに伸びるとは……。
私もびっくりです……」

コメントの数は3000を越えていた。

【かっ…可愛いっ♡ しかも綺麗な歌声!】、

【うさぎさんも幸せそう!】、【未来の歌姫降臨か?!】等といった

コメントが多数寄せられていた。

ジンペイ「さっぱりわかんねぇっ!」
《Aが凄いのだけは認める…っていうか、
既に認めてるけどな…》