アイドルを目指す少女はYSP能力者10 【妖怪学園】 (ページ16)

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ライセー「だって、正々堂々と戦いたいですし～?
既に2対1だけど…」

紅丸「ちょございな!」

紅丸は高くジャンプすると、ゼンセーライセー目掛けて

剣を振りおろすが…。

ゼンセーライセー『よっ!』

互いの拳で剣を受け止めてしまう。

紅丸「っ…こやつら、只者ではない…!」

ライセー「言っておきますが、僕達に攻撃は当たらないですよ!
その代わり、当たるとめっちゃ吹っ飛びます!」

ゼンセー「いや、それダメっしょ!」

ライセー「ぶっ飛び～!」

ゼンセーからのツッコミにより、ライセーは吹っ飛んだ。

紅丸「フンッ、そろそろお主らの漫才を終わらせるとしよう」

ゼンセー「誰がお笑い芸人やねん!」

紅丸はコマンドメダルをセットする。

紅丸「紅き…一閃!!」

紅丸は必殺技を繰り出すが…。

ゼンセーライセー『イナ…バウアーッ!』

ゼンセーライセーは肩を組み合い、

思い切り仰け反って紅丸の攻撃を避けてしまう。

紅丸「何っ!? 拙者の動きが読まれているのか…!?」

ゼンセー「う～ん、どうでしょう?」

ライセー「僕は、紅丸さんの少し先の未来の動きが読めるんです!」

ゼンセー「自分からバラしてる!」

ライセー「どひゃあっ～!」

ゼンセーからのツッコミでライセーは再び吹っ飛ぶ。

紅丸「小癪な…!」

紅丸は焦っているようだ。

ライセー「ゼンセーは過去の動き…
つまり紅丸さんの癖を見抜いています!」

ゼンセー「あっー! 僕のも言わないで～!?」

ライセー「大丈夫! わかった所で僕らはやられません!」

紅丸は相当苦戦している。

ゼンセー「そろそろトドメいっちゃう?」

ライセー「いっとく?」

A「紅丸さんっ!!」

紅丸「ぐっ…!」

ゼンセー「せ～の、わっしょい!」

ゼンセーは大きな壺を手に取ると、

勢いよく投げつける。

その先にはAが…。

紅丸「いかん! A殿!」

A「きゃぁぁぁっ!!」