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ーその日の夜…。
A「ママ、ちょっとは元気になってくれて良かった……」
晩ご飯を食べ終え、お風呂から上がったAは
ポルカ達と共に部屋に戻ってベッドに座っていた。
ポルカ「そうですわね。
何か、薬も飲んでいたみたいだし…」
A「病院から何か処方されてるって事なのかな……。
本当に心配だなぁ……。ママがそんな状態で
Y学園に戻るのは……」
アルト「夏休みが終わる前には
戻らなきゃいけないもんね…」
A「うん、きっとその頃にはフブキさん達も
戻って来てると思うし……」
ソプラ「なら、Y学園に戻るまでは
出来るだけママの傍に居てあげたらいいんじゃない?」
A「もちろんそのつもりだよ。
ママに何かあった時、すぐに気付かなかったら困るし……」
ポルカ「そうですわね…」
アルト「ところで、ジンペイ君達は
今頃どうしてるかな…?」
A「さっき少しだけ電話で話したんだけど、
どうやらキャンプに行ったみたいだよ。
……会長とクウカさんも一緒みたい……」
ソプラ「あら、それは楽しそうね?
ラント君も居るなら、Aたんも行きたかったんじゃない?」
A「まあ、行きたくなかったといえば嘘にはなるけど。
クウカさんもどうやら会長の事が気になってるみたいだし、
私が行ったところで……。
……もしかしたら、そのキャンプがきっかけで
2人の距離が縮まった可能性だって……。
……そうなったら、完全に私は……」
_____________________
ーその頃…。
クウカ《まさか…ラント君におんぶしてもらうなんて…
あの時以来だね…》
とある一件で右足を痛めたクウカは、
ラントにおんぶされながらキャンプエリアへと戻っていた。
ラント「今日は助けられた」
クウカ「…! ううん、ラント君の役に立ちたいと思ってたのに…
かえって、足手纏いになっちゃったみたいで…ごめんなさい…。
あの…聞かないの…? 私の事…」
ラント「何を?」
クウカ「っ…別にっ…」
悲しげにそう言うクウカだが…。
ラント「…お前、軽くなったな」
クウカの正体に気付いたラントは、小声でふと呟いた。
クウカ「っ…」
目を見開き、涙を流し…。
クウカ「ラント君っ…」
安心したように身を委ねるクウカ。
2人の距離が縮まるというAの予感は
的中したのだった…。
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あずさ - あ、アニメでこんな話あったな！じゃなくて、こんな事あったな！です (2022年7月13日 22時) (
レス) id: 28341cd9b5 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ - 作品を1から読みました。アイドルを目指して頑張る夢ちゃん。1話1話アニメでこんな話あったな！と当時を思い出しながら楽しく読んでいきました。とても読みやすい文章です！。(文章おかしくてすいません)これからも更新応援しています！ (2022年7月13日 22時) (レス) @page5 id: 28341cd9b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞倉安な〜りん∞ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/milokarosu1/
作成日時：2022年7月12日 2時
