アイドルを目指す少女はYSP能力者7 【妖怪学園】 (ページ36)

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ラントはエイリアンウォッチの

ローラー部分を回転させ、

クマ子は眼鏡の淵にあるボタンを押して

シールドを張った。

ラント「A!!」

ラントは咄嗟にポルカ達を抱えたAを引き寄せ、

ポルカ達と共に抱きしめた。

A「……! 会長……」

ポルカ/アルト『…!』

UFOから放たれる光は、ラントとクマ子、

そしてA達以外に再び当たってしまう。

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ジンペイ「あれ…? 俺達どうしたんだ?」

ジンペイ達は再び記憶を消されてしまい、

辺りをキョロキョロしていた。

A《ジンペイさん……皆……。
また記憶を……》

ラント「まさかアイツら憑依していたのか…」

クマ子「実体のないタイプの宇宙人…」

ポルカ「えぇ、間違いありませんわね…」

アルト「姉さん…僕…ますますあの子が心配なの…」

ポルカ「そうですわね…わたくし達と再会する前に
奴等に見つかったら…」

A「ねぇ……ポルカ、アルト。
そろそろ話してよ……。
どうして貴方達は狙われてるの……?」

混乱した状態でポルカ達に尋ねるA。

ポルカ「っ…それはっ…」

アルト「Aちゃんには…言えないの…」

A「どうして!? 何で何も話してくれないの!?
私って……そんなに頼りない……?」

Aは目に涙を溜めながらポルカ達に詰め寄る。

ラント「落ち着くんだA」

ラントはAを宥めようとAの背中に触れる。

A「っ……だって……」

ラント「…お前は私について来い」

そう言ってラントはAの腕を引いて

そのまま歩き出した。

クマ子「…ねぇ、ウチで良かったら
何があったか話してくれないかな…?」

クマ子はポルカ達に声を掛ける。

ポルカ/アルト『…』

クマ子「Aちゃんに言わないのは…
Aちゃんを守りたいからよね…?」

ポルカ「…Aに黙っていてくれると
約束して下さるのでしたら…話しますわ…」

ポルカは重い口を開く…。

アルト「姉さん?!」