アイドルを目指す少女はYSP能力者7 【妖怪学園】 (ページ32)

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紅丸「はぁっ!!」

先行は紅丸が仕掛け、リトルコマンダーが

ビームガンを発射する。

ミスト「っ!!」

ミストシャドウはギリギリで避けるが、

その隙にクロックレディはミストシャドウに

強烈な蹴りを入れた。

ミスト「ぐぁっ!!」

ミストシャドウは吹っ飛ばされ、

地面に叩き付けられた衝撃で変身も解けてしまう。

ラント「くっ…」

ラントはボロボロの状態で顔を上げる。

マタロウ「生徒会長!?」

ジンペイ達も変身を解く。

コマ「まさか…」

ジンペイ「会長、宇宙人だったのか!?」

ラント「バカかお前ら! 宇宙人はソイツだ!
生徒に化けて、この学園に入り込んで
何かを企んでいる!!」

ラントは険しい表情でナユを指差す。

ナユ「え――っ! 宇宙人が生徒会長の姿に!?
まさか化けられるの～!?」

ナユはびっくりしているフリをする。

ジンペイ「えっ…やっぱりこっちが宇宙人なの?」

ラント「バカ者! 乗せられるな!
宇宙人は向こうだ!!」

ラントはナユを再び指差す。

ナユ「宇宙人は生徒会長に化けて
皆さんを騙そうとしています!」

ナユもめげずにラントを指差す。

マタロウ「これはややこしい事に…」

ジンペイ達はラントとナユを交互に見る。

ジンペイ「う～ん…どっちが宇宙人なんだ…?」

ブッ!

ジンペイ「閃いた〜!」

ジンペイはオナラをすると、

笑顔で天に拳を突き上げる。

マタロウ「それ閃きの合図なの～!?」

ジンペイ「ヒントくれ!」

マタロウ「閃いてなかったし!」

ナユ「真実は外見に現れるものよぉ?
外見で判断したらどうかしら?」

やがてナユはぶりっ子ポーズをして

目をキラキラ輝かせながらジンペイ達を見つめる。

ジンペイ「そうか。外見か…」

ジンペイ達は再びナユとラントを交互に見る。

ラント「…」

ラントは鋭い目で睨んでいる。

ジンペイ「わかったぞ! 宇宙人はお前だ!
宇宙人粉砕キーーーーーック!」

ジンペイはラントに向かって

跳び蹴りを食らわそうとする。

A「ダメーーーーーッ!!」

Aは咄嗟にラントの前へ飛び出し、

腕を広げてラントを庇う。