アイドルを目指す少女はYSP能力者7 【妖怪学園】 (ページ29)

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ナユ「えっ?」

A「ポルカ達を離してーーーっ!!」

Aがそう叫ぶと、突然

楽譜の五線譜のようなものが現れ、

ナユや学園ポリス達を吹っ飛ばした。

そしてポルカとアルト、そしてクマ子を

安全な場所へ降ろす。

ポルカ「…! アルト…今のって…」

アルト「う、うん…でもどうして
Aちゃんがあの力を…」

ポルカとアルトは小声で何かを話していた…。

クマ子《Aちゃん…何をしたの…?》

A「わ……私……また……」
《そういえば……前にも似たような事が……》

そこに現れたラント。

A「会長……」

ラント「エイリアンウォッチの力、見せてやる!」

そう言ってラントはエイリアンウォッチの

ローラーを回転させる。

すると、山岳全体に霞んだ水色のエネルギーが

響き渡る。

ナユ「うぅっ…!」

ナユは苦しみ始める。

ナユ「うっ…何これっ…!?」

ナユはフラフラしながや後ろに退り、

右腕を振り被る。

宙に浮いていたAは、

そのまま地面に叩き付けられた。

A「きゃっ!?」

その衝撃でAの手錠が割れた。

A「っ……クマ子さんっ!!」

Aは咄嗟に近くにあった石を拾うと

クマ子の元へ駆け寄り、

クマ子の手錠を石で壊した。

クマ子「Aちゃん…ありがとう…。
ごめんね…怖かったよね…」

そう言ってクマ子はAを抱き寄せた。

A「クマ子さんっ……。
あの時……助けられる勇気さえあれば……。
っ……私のせいでごめんなさいっ……」

クマ子「そんなっ…Aちゃんのせいじゃ…」

ナユは苦しそうにしながらも

カチューシャのアンテナを押し

ヘッドホンへ変形させた。

痛みが治まったナユは、ラントを睨む。

ラント「やっと見つけたぞ…エイリアン!」

ラントはエイリアンウォッチから出した周波を消す。

ナユのヘッドホンもカチューシャに戻った。

ラント「まさかお前だったとはな…。
風紀委員長、来星ナユ!!」