アイドルを目指す少女はYSP能力者7 【妖怪学園】 (ページ27)

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クマ子「えっ…?」

園等「今では失われた存在【妖怪】。
…かつて、人間以上の大きなパワーを
持つ存在だった。その力を完全復活させる事が
出来れば、侵略者に対抗し得る手段になる。
だけど、妖怪は普通の大人には見えないのよ。
ましてや頭の固い科学者達には、
存在を認識する事すら出来ないでしょう。
その力を操るガジェットを作れる者がいるとすれば、
貴方達のような子供の科学者」

クマ子「…!」

園等「この事は決して知られてはいけない。
…どんな事があっても…!」

クマ子「はい!」

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ー他のY研メンバーは風紀タワーに残され、

クマ子とAは山岳の頂上へ連れていかれる。

ラント「A…クマ子…」

その後を追っていたラントは、

遠くにある木の陰に隠れていた。

クマ子《絶対に秘密は守る…!》

ナユ「さ〜て、まずは
Aちゃんからいこうかしら?」

A「っ……」

バンジージャンプの道具を

身に着けさせられているA。

クマ子「待って!! Aちゃんは関係ないわっ!!
Aちゃんだけでも離してあげてっ!!」

A「クマ子さん……」

ナユ「…そうね。確かにAちゃんは関係ないわ。
そう…“Aちゃん”…はね…」

クマ子/ A「えっ…?」

ナユ「…そろそろ出てきたらどう?
ピンクのうさちゃんに、青いうさちゃん?」

A「……! それって……」

ナユ「出てこないなら…せ〜の、バンジー!」

そう言ってナユはAの背中を押す。

A「いっ……いやぁぁっ!?」

押されたAの体は橋の先端まで一気に進んだ。

後1歩足を前に出せば、危ない状態だ。

クマ子「Aちゃんっ!!」

ラント「っ…A…!!」

ラントは助けたい気持ちを必死に堪えていた…。

ラント「絶対に…接触してくるはずだ…!」