アイドルを目指す少女はYSP能力者7 【妖怪学園】 (ページ20)

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ジンペイ「太っちょ星人だ!」

早押「えっ? 太っちょ星人?」

ブー!

A「ジンペイさん……」

ピンポン!

次はラントがボタンを押す。

.

ラント「YSPウォッチを作ったのは…
この学園にある学園長直属アングラクラブ、
Y研のメンバー。研究室の入り口は、
ガッコウガーの下半身パーツ…噴水だ!」

堂々と答えるラントの姿に、一同はざわつく。

早押「お、おおっ! なるほど!
これは正解でしょう!」

ピンポン!ピンポーン!

周りからのラントコールが始まる。

早押「100万円を獲得したのは、
生徒会長霧隠ラント君です!!」

ラントは微かに微笑み、手を振る。

A《やっぱり……会長は凄いな……。
本当に何でも知ってるんだ……。
それに、会長はやっぱり人気者なんだ……》

Aは以前フブキに言われた言葉を思い出す。

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フブキ「告白するなら早めにした方がいいわよ?
ラント先輩も凄く人気あるし、早めに告白しないと
そのうち誰かに取られちゃうと思う…」

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A《やっぱり無理だよ……告白なんて……。
私と会長は……住む世界が違い過ぎるから……》

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ーそして夕方になり…。

コマ「生徒会長って何でも知ってるんだね…」

再び集まるA達。

フブキ「結局、Y研の秘密は
皆に知られちゃったわね」

ジンペイは目を閉じ、後頭部に手を組んで歩き出す。

マタロウ「でも、Y研を守ろうとしてわざと
間違えるなんて、ジンペイ君らしいや!」

ジンペイ「まあな」

A「……」
《もしかしたら……もう既に付き合ってる人が
居る可能性だって充分有り得るよね……。
……でも……それで会長が幸せなら……。

.

.

.

.

あれ? 何でだろう……胸が苦しい……》

Aは泣きそうになるのを堪えながら

ジンペイ達と共に歩いていった。