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クマ子「それはね?
人は不可思議なものを見た時に、
それに対する恐れから
【マイナスのエネルギー】を
発生させるの。謎が解かれ、
そのマイナスエネルギーがプラスに変わる瞬間、
ウォッチはそれを吸い込んでメダルの形に凝縮する。それが、七不思議とかを解決した時に手に入る
【ミステリアルメダル】よ」






フブキ「そんな秘密があったなんて…」







A「けど、先程のメダルに
私もジンペイさんも助けられました。
クマ子さん、貴方はやっぱり素晴らしいです!」







そう言ってAは微笑みながら

クマ子の手を両手で握った。






クマ子「…!」






クマ子は少し頬を染め、過去の出来事の振り返る…。







_____________________






ー2年前…。






ラント「これが…エイリアンウォッチ…」






ラントは腕に付けている

エイリアンウォッチを見つめ…。






ラント「お前、凄い奴だったんだな…!」






クマ子「ラント君…///」






目を見開いたままラントに見つめられ、

クマ子の頬は染まる。








_____________________







ー2年後…。






クマ子「あ…」






夕方のY学園の校舎を歩いていたラントが

向かい側から歩いてくるが…。







ラント「…あれからAの歌は聞いたか?」






参歩「いえ、まだ…」






ラント「ならば時間がある時にでも
野外ステージへ足を運ぶといい。
彼女はよくそこで歌とダンスの
練習をしているのを見掛けるからな」






参歩「は、はぁ…」






ラント「彼女は本当に素晴らしい。
アイドルになるという夢の為に色々努力して、
頑張っているのだからな」






参歩「あれから彼女のファンクラブ会員も
どんどん増えていってるそうですね」







ラント「あぁ、彼女は人見知りではあるが
人を笑顔にする力があると私は思っている。
そんな彼女は、充分アイドルに向いているだろう」






参歩と話しながら歩いていたラントは、

横に居たクマ子には気付かずに

通り過ぎていった…。







_____________________







クマ子《ラント君が言っていた子って、
このAちゃんの事だったんだね…。
この子は確かに可愛くてお淑やかで…
それに、Aちゃんの笑顔を見ていると、
自然と胸がポカポカする…。
ラント君が注目するのもわかる気がする…。
…ウチにはAちゃんの笑顔が眩し過ぎる…》








クマ子の目には涙が溜まっていた…。

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設定タグ:妖怪学園 , 愛され , アニメ沿い   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:∞倉安な〜りん∞ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/milokarosu1/  
作成日時:2021年3月3日 9時

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