アイドルを目指す少女はYSP能力者11 【妖怪学園】 (ページ10)

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A「……!」
《この声……》

黒いフードを被った男子生徒が突然近付いてきた。

?「ノーズに生徒会長が会いに来た。
それはそれで箔付くっしょ」

「け、けどよ…」

?「ノーズが1番嫌いな奴、何でしたっけ…?」

「っ…! それは…」

するとフードを被った男子生徒に、

その男子生徒は蹴飛ばされた。

?「空気の読めない雑魚っしょ。先輩みたいな」

A「……」
《間違いない……この人は……》

?「さあ、奥へどうぞ」

そしてその男子生徒はA達を

ノーズの居る場所へ案内する。

?「ボスのノーズはこの先に居る感じっす。
じゃ、僕はこれで…」

ラント「すまないな」

?「いえ、生徒会長のお役に立てて光栄っすよ。
ふふふふ…」

フードを被った男子生徒は不気味に笑いながら

去っていった。

A《あの時のお礼……言えなかった……》

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?「へぇ…あの子、元気そうじゃん…」

Aを見て、そう呟いているとは知らずに。

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シノブ「アイツら、こんな所で一体何を…」

一方その頃、A達の跡をつけていたシノブは

スマホのカメラを構えていた。

シノブ《でもあのピンク色の髪…》

特徴的なピンク色の髪のAを見て、

シノブは確信した。

シノブ《間違いない…あれはAだ…》

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A(幼少期)「シノブくーんっ!」

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シノブの脳内に浮かんだのは、

幼少期時代のAだった…。

シノブ《Aは僕の事覚えてるだろうか…? 》

それまでAの後ろ姿を見つめていたが、

ふと我に返るシノブ。

シノブ「…って今はそんな事考える暇はなかった…」

A達に気付かれないよう、

シノブもこっそり跡をつける。